大阪大学歴史教育研究会のレビュー一覧

  • 市民のための世界史
    本書は日本独自の「日本史・東洋史・世界史」という三分体制の弊害で特に近代以降の世界全体を見渡した歴史の教科書がないという問題意識を起点とした大阪大学の「挑戦」によって編集されたものである。マクニールの「世界史」も同様に世界各地域は相互に影響を受けて歴史を紡いでることが本書を読めば、理解できる。特に日...続きを読む
  • 市民のための世界史
    歴史の教科書的な本としては,今までで最高の本だと思います.ことさらに年号や固有名詞を強調することもなく,「流れ」を中心とした解説になっています.
  • 市民のための世界史
    約300ページに古今東西の人類史がよくまとまっている。一般的な教科書のように無味乾燥の年号と出来事、人名を列挙するのではなく、その時代の注目地域を深堀したうえで周辺諸国や派生事象が述べられる。ひとつの歴史がどこからの歴史のきっかけになっており、歴史のダイナミズムと世界は繋がっていることを実感できる。...続きを読む
  • 市民のための世界史
    高校で世界史まともに教えてもらえなかった大学生用、という感じ。必要性はよくわかる。現代史のところはちょっとクセがある。分量的にも適切な感じだし、高校世界史の教科書がわりに1冊もっていてよいのではないか。