林恭子のレビュー一覧
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はじめに
石川良子
第1章「引きこもり」の三〇年を振り返る
1「ひきこもり」史を振り返る
2「ひきこもり」の問題設定を捉えなおす
3精神医療からみた「ひきこもり」史
第2章「ひきこもり」の捉えなおしと未来
1「ひきこもり」とはだれか
2なんのための支援か
3語ることと聴くこと
4親子の葛藤
5「ひき...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の林恭子さんの実体験を述べられている第四章は、今までに読んだひきこもり関係の本の中で一番具体的な実体験の内容を述べらています。
林恭子さんは、ご自分の実体験をこうして外部にアウトプットしたかったのだと思います。
参考になる人達がたくさんいるはずです。
子供の頃から、荒れていた中学でのこと、転...続きを読むPosted by ブクログ -
■ひきこもりの支援というと「社会に適応させること」と思っている人が多い。問題があるのは本人(又は家族)であるから、その当人を指導、矯正して元の社会に戻すという発想。
問題があるのは本人ではなく、社会の方かもしれない、という視点は必要だ。「ダメな人」を矯正して社会に戻すという発想ではなく、様々な個性や...続きを読むPosted by ブクログ -
先日、江戸川区でひきこもりの調査が実施されました。現代社会で引きこもりをしている人に対する理解、これこそが最初の一歩です。Posted by ブクログ
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とてもとても良かった。著者がひきこもり経験者というのがとてもよく伝わる内容で説得力があった。
前半はひきこもりについての実態調査内容、支援の仕方や居場所づくりの大切さと作り方など支援する側のあり方。
後半は著者の林さん自身のどうしてひきこもってどのような経緯でまた生きていこうと思ったかが書かれて、最...続きを読むPosted by ブクログ -
登校拒否、ひきこもり、ニート、家事手伝い、子供部屋おじさん…各年代で様々な言葉で語られてきた家にこもる人々。本書では当事者、研究者、支援団体などが各々の言葉でその変遷を語る。対話や傾聴で解決するかもしれないし出来ないかもしれない。難題を論じる。Posted by ブクログ
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僕は自分がひきこもりにならなかったのは、偶々タイミングを逸したからだと思っている。だから引きこもりとは何かに関心を持つ。
当事者主体の支援の必要性、女性など見えにくい当事者。経験者の実態により露わになる問題点と必要なもの。Posted by ブクログ -
著者は、不登校と「ひきこもり」の経験者。
40歳近くに社会復帰を果たす。その間何をし、何を考えていたのか。原因は何だったのか。同じような境遇にある人は、何を求めているのか。実体験をもとにリアルを語る。
不覚にも読み始めて気づいた。著者は女性だ。ひきこもりは、なんとなく男性だという先入観があった。著...続きを読むPosted by ブクログ -
ひきこもりを就労に結びつけるまでがゴールではない。当事者目線での支援の在り方を提起した本。
個人的には著者の妹さんのインタビューが参考になった。Posted by ブクログ -
半分以上は同じような内容の
繰り返しかなという感想だったけど、
第四章以降から、読みたかった内容が
かかれていたのでそこからは
興味深く読んでいった。
ひきこもりだけではなく、
ヤングケアラーなど本人が
自分のほかにも同じことで
苦しんでいる人が居るんだと
気づけること、知ることで
少し何かかわ...続きを読むPosted by ブクログ