加賀翔のレビュー一覧

  • おおあんごう
    風景描写がわかりやすくて頭の中で映像化されて読むことが出来た。繊細な主人公の心情が伝わってきて、子どもの頃、親の理不尽な言動に悩まされた事があったなぁとか、色々なことを思い出したりした。とてもすてきな小説だった
  • おおあんごう
    なにも解決しない物語。ひどい話なのに読み続けてしまう自分がいました。ひどい父親なのに、最後の最後までこの父親が可哀想に感じるのはなぜかしら?こんな思いが、我慢を続けた息子の気持ちと同じかどうかわからないが、子どもはたいへんだ!とつくづく感じる本でした。
  • おおあんごう
    どんなふうに物語が進むのか、ハッピーエンドなのかそうではないのか、全くわからないまま読み進めた。

    実話ベースということもあり、きっとだいぶオブラートに包んだ書き方なんだろうけど、父親のキャラクターは嫌いじゃなかったな。
    お酒は怖いけどね。

    芸人さんの書く文章って、すごく考えられていて繊細な感じが...続きを読む
  • おおあんごう
    元々かが屋が好きで読んでみた。なんだか加賀さんらしい田舎臭い感じがほっこりした。ただ自分の父親がこんなだったら私は上手く生きていけたのだろうか。
  • おおあんごう
    いい意味で文章が加賀さんっぽくて
    描写が繊細に描かれていました。

    父はどうなったのだろう?想像の余白を残しての終わり方、掻き立てられますね。

  • おおあんごう
    加賀さんの実直な人柄が伝わってくる話だった。
    かなりヘビーな幼少期のはずなのにふんわりと軽妙な語り口で、さすが芸人さん。
  • おおあんごう
    完全実話じゃないとはいえ、かが屋の優しさの源泉が少し見えたような気がした、、ほっこり
    ちょうど自分も、自分の情けなくてだらしない人生をおもろいと思い始めた時期だったので、誰かに話したくなっちゃった
  • おおあんごう
    お笑い芸人さんのことはよく分からないけれど
    書店で見て興味本位で手に取ってみた。

    この父親、読んでいても腹が立つ。
    P38〈ぼくが家族を守る〉
    小学生の大地にそう思わせるほどのダメっぷり。
    でも、お母さんと、おばあちゃん、そして友達の伊勢くんという
    味方がいてよかった。
    その後、父親はどうなったん...続きを読む
  • おおあんごう
    2022.1.2
    自伝的小説というのを分かった上で読んだので、特に家族関連のエピソードはほぼ思った通りに話が進んでいったのだけど、やはりそれでも夢中になって読んでしまった。
    そこまで自分を追い込まなくて良いと言ってくれる伊勢くんがいて本当に良かった。
  • おおあんごう
    岡山に住む、家族のお話。
    と、一生ものの友達のお話、将来の話。芸人の話。
    話が通じない人ってこういう人のことを言うんだって
    心から嫌気がさすくらいこの作品の父親が嫌いだった。
    息子がお母さんがどれだけ気を遣って
    気を強くして生きてきたかって
    なんで少しも周りの人の気持ちを汲めないんだろう…
    息子と父...続きを読む