猫沢エミのレビュー一覧

  • 猫沢家の一族
    吉本ばななさんが紹介されていたので、手に取りました。北の方の土地✖️精神疾患傾向の家族というのが、私も似たような家族だったので、言語化をしてもらい救われる気持ちと、つらく重くなる気持ちと行ったりきたりしました。(美味しいご飯のある、安心できるカフェとかで読むとよかったかもしれません)
    ご自身に大変...続きを読む
  • 猫と生きる。
    本の醍醐味である、自分がしてきたこと以外の経験が感じられる本であった。
    猫沢さんの猫を尊重する気持ち、猫との暮らしの喜び、儚くも美しいという気持ちが伝わってきた。
  • 猫と生きる。
    ここにいるのは「ペットと飼い主」ではない。
    ここにあるのは「猫との暮らし」ではない。
    タイトルの通り「猫と生きる」のだ。
    猫たちと死別のシーンにはもちろん号泣するけれど、この本はそれが終わりではない。

    保護猫たちは元々身体が丈夫でない。しかし病に冒されても猫たちは気高く生きる。著者は全愛情を持って...続きを読む
  • 猫と生きる。
    『彼らの存在は、人間の子どもに限りなく近いかもしれないが、それでもやはり別のもので、人間社会の疎ましさから離れた安らぎをくれる、代替えの利かない存在なのだ。言葉を介さない愛を一心に傾けてくれる彼らを亡くすことは、ほかのどの苦しみにもたとえようがない、特別な痛みがあるのだと私は思う。小さな体は、一緒に...続きを読む
  • 猫と生きる。
     猫沢エミさんの存在を知らなかっだけれど、元はミュージシャンらしいです。そして、この本を読んで、彼女の虜になりました。これ程までに心をかき乱される本は初めてかもしれません。

     ゴミ置き場に捨てられていた子猫ピキを拾った所から、彼女の猫人生は始まります。その猫を連れフランスへ渡ります。
    そこで、言葉...続きを読む
  • 猫と生きる。
    ーー異文化を柔軟に取り入れる心のキャパシティを広げてゆくのと同時に「私は日本人であり、何よりもまず私である」という価値観をぶらさずーーー
    著者のこの部分の言葉は、私には「あなたは猫であり、何よりもまず私と同じように生きている命である」とも聞こえる。
    この本は巷に多い「猫って可愛い 面白い 楽しい オ...続きを読む
  • 猫と生きる。
    タイトルと装丁に惹かれて購入。
    「猫と生きる。」というタイトルな為、ほのぼのとした日常が描かれているんだろうなと考えていたが、半分正解で半分不正解だった。生きるということには死が付き物であり、この「猫と生きる。」にも愛猫を見送るシーンが出てくる。

    死生観、種族ごとの倫理観など、生きる上で考えなくて...続きを読む
  • 猫と生きる。
    猫(それぞれ名前はあるが)という家族と暮らす軌跡が描かれている。
    筆者のキャラクターと相まって、読みやすく喜ばしいことも綺麗事ではないことも書かれているが、読んで考えさせてくれる。
    猫沢家の話の後に、少し対談や雑誌で出てくるような紹介記事が出てくる。相性などもあるだろうから全員において「正解」ではな...続きを読む
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし
    パリで生活していた著者の体験を基に有益な情報を提供している。
    例えば、家の探し方、学校の探し方などパリに住む人向けの情報や、旅行者でもためになるガイドブック的な情報など。
    実際にパリで生活している著者のアドバイスは、現地で生活したいと思っている人には大いに役立つのではないかと思う。
    パリに行ったとき...続きを読む
  • 猫と生きる。
    猫と生きる

    いつぶりかな
    こんなに泣いたのは。
    一昨年の11月に愛猫ルナを亡くした以来かな。

    こんなにも猫を愛し、
    気持ちが心に響く文を綴る
    猫沢エミさん
    私の猫への想いをたくさん表現してくださってるみたいで、
    とても嬉しかった、っていうのかな?
    共感できて安らげた、っていうのかな?
    なんだかわ...続きを読む
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし
    夢と幻想だけ抱いて行こうものなら一瞬でポキッと折られることがしっかりと書かれていた。海外で少しでも暮らしたことがある人ならこの感覚は分かるかもしれない。特に究極の集団主義である日本と究極の個人主義であるフランスは全く異なる国民性。雑誌に載っているフランスはどこにもないけど、年齢関係なくチャレンジする...続きを読む
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし
    前書きに励まされ、後書きでウルっときた。もちろん本文もパリが感じられて、とても良いです。私もいつか住んでみたい。
  • 猫と生きる。
    タイトルに偽りなし。第1章から第3章まではミュージシャン、文筆家などの肩書きを持つ猫沢さんの活動と、常に共にいたピキとの記録である。第4章からはピキを亡くした後出会った2匹の猫ピガとユピのその後と、新宿で保護したイオとの短いが濃密な日々が描かれる。本書は2013年に発売された同タイトルの復刻版で、第...続きを読む
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし
    自分には到底できそうにもないことを人が成し遂げると、「あの人は志からして自分とは違う」とつい、逃げ腰な思考になりがちだけれど、本当はただ、自分は始めておらず、その人はもうとっくの昔に始めていただけだったりする。だから「物事は始めなければ、始まらない」と、心にいつも留めている。

    渡仏前は、これまでや...続きを読む
  • 猫と生きる。
    私自身猫好きなので思わず取ってみた本
    軽い気持ちで読み始めたら予想に反して深く考えさせられるものだった…
    ねこを看取った経験のある人が読むと辛い気持ちを思い出すかもしれない

    "この愛しい小さな生き物たちが寿命の長さでは測れない、命の価値について教えてくれること"
    "個々の種族に合わせた倫理観がある...続きを読む