白石雅彦のレビュー一覧

  • 「ウルトラマンタロウ」の青春
    タロウはたぶんウルトラマン原体験で、バードンにはトラウマも受け付けられている。
    そんな昔を懐かしもうと軽い気持ちで読んでみたが、レベル7オタク向けの濃い目の内容であった。レベル3くらいだとふんいきは楽しめても濃さについていけないところがある。ファン向けでもあろうが、史料であらんという著者の意思を感じ...続きを読む
  • 「ウルトラセブン」の帰還
    テレビ側と視聴者のニーズのズレがあったままだったんだ
    後半は現場も空気が悪かったんだな
    監督によってタイプがあったんだな
    成城など馴染みのある店が出てくる
    テーマ主義エンタメ主義
    視聴率との戦い
    マイティジャックの失敗
    沖縄の話
    色んな未出の話や宇宙人があって面白い
    脚本おもしろい
    いかにしていい番...続きを読む
  • 「ウルトラマンA」の葛藤
    このような時期にスタートした『ウルトラマンA』は、他番組との差別化、視聴年齢層の低下という二つの問題をクリアするために、いくつかの斬新な設定を試みている。男女合体変身、ウルトラ兄弟の登場、怪獣を超える超獣の登場、シリーズ初の共通の敵、ヤプールの存在などがそうである。ヒーロー、ウルトラマンAのデザイン...続きを読む
  • 「帰ってきたウルトラマン」の復活
    ブルマァクの由来
    第二次怪獣ブーム
    人間ドラマや成長物語、すポコン
    内部対立不評
    ウルトラマンはアウフヘーベン
    監督脚本は人それぞれ、スタイルがある
    テーマ重視
    ハッピーエンドを避けて、めでたしめでたしを覆すのを意識的にやる
    序破急
    33話げきぎれ
    円谷一の功績、借金返済
    視聴率の回復
    俳優のスケジ...続きを読む
  • 「帰ってきたウルトラマン」の復活
    「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラ
    セブン」の制作現場をドュメントしたシリー
    ズの続編です。

    今でこそ傑作として評価が高いウルトラセブ
    ンですが、やはり特撮にはお金がかかるため
    借金を重ねたので、とても続編を作る余裕は
    なかったらしいです。

    なのでウルトラセブンの後の「帰ってきたウ
    ルトラ...続きを読む
  • 「ウルトラセブン」の帰還
    「ウルトラQの誕生」「ウルトラマンの飛翔」に続く三部作。近年再評価されるウルトラセブンだが、当時の下降線。円谷プロの迷走と脚本家、スタッフの奮闘が楽しい。

    幻のプロット等埋もれた資料を基に当時の番組制作の実像に迫る三部作。星人との抗争を主題に対象年齢も上げた意欲作、だが怪獣ブームの中、視聴率は下降...続きを読む
  • 「ウルトラマン」の飛翔
    ウルトラQに続く続編。円谷プロの空想特撮シリーズでの迷走は続く。人気とは裏腹の自転車操業の中で生まれた名作の裏側に迫る。

    ウルトラマンは、その後の特撮の形を決定づけた作品だろう。「Woo」「レッドマン」としての企画の始まり。試行錯誤の中から始まった作品。常に40%弱の視聴率を取っていたことに驚かさ...続きを読む
  • 「ウルトラセブン」の帰還
    誰もが知っているようにウルトラセブンの前作はウルトラマンです。
    この特撮作品は子供達のハートを鷲掴みにして、
    怪獣ブームなるものを呼ぶほどヒットしました。

    そして2作目です。
    普通なら1作目のフォーマットを利用して、
    次々と新作を作りそうなものですが、
    当時の円谷プロは違いました。

    挑戦したので...続きを読む
  • 「ウルトラQ」の誕生
    TV特撮創世記を描く。
    読む順番が逆になったが、「ウルトラQ」あっての「ウルトラマン」であり特撮ブーム、もっと狭い範囲で言うところの怪獣ブームの立役者だ。
    ウルトラマンはウルトラQの発展形だったけれどウルトラQは全くの新番組。隠密剣士の後番組だった事は覚えていないけれどテレビで怪獣が受けるかどうかは...続きを読む
  • 「ウルトラマン」の飛翔
    ウルトラマンは好きです。
    ウルトラQが幼稚園の年長組の時で、ウルトラマンは小学一年生でした。それはそれは凄いブームでした。もちろん家にあるのは白黒テレビです。
    銀のコスチュームに赤いラインと知ったのはだいぶ後になってからです。今でも連綿と続くウルトラシリーズの原点をなし、しかも最高傑作と言われる「ウ...続きを読む
  • 「ウルトラマンA」の葛藤
    迷走したウルトラマン。
    ただ、苦悩の新機軸は魅力的でもあった。
    そんなウルトラマンエースの制作裏話。
    初めてこのシリーズを読んだけど読み応えがあって面白かった。
    でもエピローグのシルバー仮面の章は不要だったかな。
  • 「帰ってきたウルトラマン」の復活
    ウルトラマン、ウルトラセブンならブランクを経て復活したウルトラマンシリーズ。それは時代を反映した青春ドラマと時代の閉塞感。ウルトラシリーズの行先を決定づけた傑作シリーズを関係者の視点から画く。

    円谷英二の死去から息子の一の急逝まで。赤字の続く円谷プロがようやく軌道に乗るという皮肉な結果。

    あらた...続きを読む
  • 「ウルトラQ」の誕生
    これから30分、あなたの目はあなたの身体を離れて、この、不思議な時間の中に入っていくのです…

    テレビ草創期、伝説の特撮番組「ウルトラQ」が生まれるまで。TBSと円谷プロの試行錯誤の末にようやく完成し放送される。そこに至るまでの数多くの偶然の積み重ね。多くの証言から丹念に描かれている。

    筆者自身が...続きを読む
  • 「帰ってきたウルトラマン」の復活
    後書きでは、Aからレオまでは違うアプローチで書きたい、といっているけど、どうせなら80を挟んでティガまでを年代記的に書いてくれないかな。
    円谷という会社の変遷を主眼にして。
    (ハヌマーンのこと、とかもね)
  • 「怪奇大作戦」の挑戦
    「怪奇大作戦」は超トラウマドラマでした。ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンを幼少期の主食として育った自分が、キャプテンウルトラによって、アレ、なに、今度のテレビ、ちょっと味が違う、子供っぽい、と思った時に、作っている会社が違うからだ、と気づいたのが円谷ブランドを認識した最初でした。だから、たぶ...続きを読む
  • 「ウルトラセブン」の帰還
    リアルタイムで視聴した者としては嬉しい。
    ウルトラマン関連はよく読みます。
    「ウルトラマン研究読本」も面白かったけど、この作者が描くウルトラQ〜ウルトラマン〜そして本作は続けて読むと連続性があり、読み応えありました。テレビドラマの変遷から怪獣ブームの到来、そして終焉。たしかに一度怪獣ブームは終わった...続きを読む
  • 「ウルトラQ」の誕生
    私も夢中になって見た「ウルトラQ」を、だれがどのような思いで製作したのか、のドキュメントである。今思えば不思議な話が多かったが、金城哲夫や山田正弘、北沢杏子など個性的なメンバーが、ある意味好き勝手に作ったからこそ名作の数々が生まれたのだ。
  • 「ウルトラセブン」の帰還
    <目次>
    まえがき
    「ウルトラセブン」放送リスト
    第1部   レッドマン再び
    第2部   セブン飛び立つ
    第3部   下がり続ける視聴率
    第4部   ウルトラセブンの帰還
    あとがき

    <内容>
    「ウルトラセブン」の放送の裏側を描いたドキュメンタリー。放送されなかった草稿とかを上原正三、金城哲夫の日記...続きを読む
  • 「ウルトラマンタロウ」の青春
    タロウの各話のエピソード、未放送脚本、その他色々細かく解説してくれている。
    見たこともない人にはなんのことやら、わかる人にはいちいち刺さる、そんな系の本。

    昔のプロレス本みたいやな。

    タロウは、リアルで見てた。
    早い時期から、見なくなった気がする。
    遊ぶの忙しかったのもあるし、ZATの制服もメカ...続きを読む
  • 「ウルトラマンA」の葛藤
     全体に「惜しい」という感じ。葛藤に迫っているようであと一歩の感がある。メインライターのはずだった市川のコメントと山際監督の(新規)コメントが多数掲載されているのは資料的に価値が高い。それに特撮シリーズを1年続けることの苦労もよくわかった。
     しかし、プロローグと称して、「シルバー仮面」の「葛藤」ま...続きを読む