藤原聖子のレビュー一覧
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宗教において安易に混同してしまいそうな「過激主義」「過激派」「原理主義」「異端」をイスラム教のみならずキリスト教、日本神道、ヒンドゥー教や仏教等を事例に詳しく解説している。
―多くの人が「一理はある」と認めている思想を突き詰め、いさぎよく振り子を一方向に振り切ったもの、それが過激思想なのだ。(終章...続きを読むPosted by ブクログ -
世間で「過激思想」と呼ばれているものの「正体」をつかまえようという本。イスラム過激派だけでなく(ここで最初にイスラムが出てくるのが既に偏見だが)、世界宗教のキリスト教、仏教、民族宗教からはヒンドゥー、ユダヤ、神道を取り上げ、「過激思想」と呼ばれるものの共通の特徴を探る。また「異端」や「悪魔崇拝(サタ...続きを読むPosted by ブクログ
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近年、イスラム教過激派やアメリカの福音派など様々な宗教的過激思想がニュースを賑わせている。ニュースで断片的に触れているだけでは「理解の及ばない変な人たち」と片付けられがちな過激思想・派について、体系的に整理している。本書では各宗教の過激派とされる代表的な人物をピックアップし、1人1人概観する。最後に...続きを読むPosted by ブクログ
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宗教とはそもそも何なのか、の話ではないので宗教ありきの世界観がまずわからないこともあり、理解し難いというか受け入れ難いものはあったのだか読み進むと無神論にも言及、遂には悪魔崇拝メタルバンドまで!恐れ入りました。
過激思想の一面として急進的であるというのは納得。
ゆっくり歩んでいきたい。
Posted by ブクログ -
結論を先に言うと面白い新書でした。
タリバンがアフガニスタン全土を制圧し、イスラム教を巡る「過激思想」という言葉がメディアで見られるようになってきました。ただ、どのメディアもその内実については触れていません。「過激思想」をおさらいするにはいいタイミングと思い、本書を購入しました。
「はじめに」の中...続きを読むPosted by ブクログ -
朝日新聞2021710掲載
日経新聞2021710掲載 評者: 柄谷行人(哲学者)
東洋経済2021724掲載
中央公論「目利き49人が選ぶ2021年に私のオススメ選書」20224掲載 評者:東畑開人(臨床心理士,十文字学園女子大学人間生活学部准教授)Posted by ブクログ -
内容はとても面白かった。知らない宗教者の話も知れて、勉強にもなる。
ただ内容に対し、おおむね満足する一方で、もっと多い文量で出版されるべき本だと思った。筆者はある程度の基準で取り上げる人物を選定しているようだが、個人的な思い浮かぶ人物が登場しなかったりと、その点で不完全燃焼な面もある。Posted by ブクログ -
テーマとしては面白かったが、文章が固く読むのに難儀した。悪魔崇拝の件だけで一冊まとめてもらえないだろうか。全く目からウロコの話であり、興味深い。Posted by ブクログ