エディ・ジェイクのレビュー一覧

  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    壮絶な人生を読んだ後のこの文章は、尊敬という言葉では足りない。

    自分の人生わ他人のせいにしてはいけない。自分の人生は楽だったと言った人は過去に一人もいないが、人生を愛せば少しは楽になる。人生を憎めば、生きていられなくなる。だから、わたしは優しくあろうと努力する。わたしは苦しい思いをしてきたが、ナチ...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    ナチスドイツ下によるユダヤ人の迫害。人は何故そこまで残酷になれるのか。アウシュヴィッツ強制収容所での凄絶な体験を経て、100歳生きた著者。彼は誰も憎まない、でも許してはいない。もし許せば
    無惨に死んだ六百万人のユダヤ人を裏切ることになるからだ。
    不幸を他人のせいにはしてはいけない。人生はいつも幸せと...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    3年前、アウシュビッツの地を踏んだあの時のことをありありと思い出した。壮絶な体験が書かれた一作であるのに、「幸せ」「美しい」という言葉が作品全体に散りばめられていて、エディさんの人柄が現れている。知性と人格、そして人脈がこの人を生かしたんだな。生かしたというか、それがあったから彼は生き延びた。生に貪...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    財産も、家族も、人としての生活も希望も全て奪われて、どうしてナチスへの憎しみを乗り越えられるのか。
    あまりにもひどい経験を、重くなりすぎない筆致で一つ一つ重ねていく。一つ一つの経験を深掘りしたら、普通の生活をしている私たちは目を塞ぎ、本を閉じてしまうと思う。
    自宅の郵便受けを見に行った親戚がゲシュタ...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    アウシュビッツの生存者の話を初めて読んだ。

    何が起きたか知る必要があるとは思っていたが、あまりにも悲惨で目を覆いたくなる現実から目を背けていた。

    けれど、この本のタイトルと表紙から明らかなポジティブなメッセージを見て、読んでみた。

    読んでよかった。

    人間はここまで残忍になれるのかと信じられな...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    今まで読んできた本の中でもっとも衝撃を受けました。アウシュビッツから生還した著者の語る言葉は、想像を絶する話ばかりで、胸に重く残るものを感じます。

    私はどちらかというと、性善説を信じて生きてきた人間ですが、この本を読む限り、人間はとことんまで残酷にもなれるのだということがよくわかりました。

    それ...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    父はよく言っていた。「人生で大切なことが1つある。幸運は分け与えるもの。それだけだ」
    統一ドイツ帝国初代宰相のオットー・フォン・ビスマルクはかつて世界に向けて「ドイツ人に気を付けろ」と警告した。良い指導者が率いれば、ドイツは地球上で最も偉大な国になるが、悪い指導者が率いれば、恐ろしい怪物になる
    私を...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    【地獄と天国。絶望と愛と勇気と友情の集大成】
    ・ノンフィクションでもあり自己啓発でもある
    ・強制収容所を生き抜いたユダヤ人の方のお話
    ・筆者さん(エディジェイクさん)が大好き
    ☆一人でも多くの人に読んでほしい至高の一冊!
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    タイトルや表紙の著者エディの笑顔からは想像できないようなユダヤ人迫害の体験談。
    その理不尽や憎しみ、恐怖の実話の中に、エディは大切なものをいくつも語ってくれている。
    友情、愛。モラル。
    どんな状況の下でも、見失ってはいけない大切なもの。
    語ることがずっと出来なかったエディが、亡くなる前に多くの人に伝...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    2021年7月に発刊された本書は、アウシュビッツを生き延びたエディ・ジェイクの体験記である。
    2019年5月にTEDxで講演したことから有名になったそうだが、1920年生まれの著者は99歳で17分間の講演を行ったとのことである。
    本書には、知恵と運で収容所を生き延びた体験と、戦後に心の傷を克服して立...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    ホロコースト生存者がの著作や映画は何作か読んだり見たりしました。
    この本はそのあまりにも酷い惨い経験から、ずっと語ることさえ避けてきた筆者が長い時間を経ることで語ることができたものです。あまり時間を空けずに書かれたものとはまた違う味わいというか、風格というか、とにかく一度読んでみてほしいです。
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    アウシュビッツ強制収容所から、九死に一生を得て生還してきた人が、自分を「世界でいちばん幸せな男」だなんて。
    ナチスによって迫害されてきたユダヤ人の話は本当にたくさん読んできた。
    どんなに読んでも、その苦しみや悲惨な体験はその本人にしかわかりえないものだろうし、簡単に理解できる、とも言うべきではないと...続きを読む
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    アウシュビッツに関する本を初めて読んだ。同じ人間同士でここまで残酷になれるのが戦争なんだなと思った。作者は、頭脳・体力・運を全て持った稀有な存在だからこそ生き残れた気がする。不死身だ。
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    おじいちゃんおばあちゃんは
    物心ついた時には他界してたので
    「じいちゃんばあちゃんから戦争の話聞いたことある?」
    って親に尋ねたことがある
    話したがらなかったよって言ってた
    思い出したくなかったのかもねって
    割りとそういう人が
    戦後の日本には多かったのかもしれん

    この作者も
    一時期、何も騙らなかっ...続きを読む