杉本りえのレビュー一覧
-
2014年出版と新しいけれど、ラノベっほ°いところがなく、日常を描いたものとしては骨太な感じだった。こういう素朴で落ち着いたものも、まだ出版できるんだ……とほっとした。Posted by ブクログ
-
辰島で生まれ育った竜太は漁師をめざしていた。最近移り住んできた灯子が、文化祭の出し物として、島の良さを知ってもらえるローカル新聞を作ると言い出した。島の長老トクさんに島のことを聞いたり、地元食材の料理レシピを取材したり、竜太も知らなかった島の魅力が浮き彫りになっていく楽しさ。一方で、自然の厳しさを思...続きを読むPosted by ブクログ
-
島で暮らす少年、竜太は祖父、父と代々続く漁師の仕事を継ぐ気でいる。しかし、島を出ていた兄・航平が戻ってきて漁師の仕事を始めたり、都会から島に越して来た同級生・灯子に惹かれていくうちに自分の生き方を自問する…
都会の子にこそ読んで欲しい物語。きっここんな世界は想像もつかない、もしかしたら読んでもこの...続きを読むPosted by ブクログ -
最初に示された家系図に載っている、女性たちの視点で書かれている。
千尋や、千尋の叔母、叔母の母など。さまざまな時代風景がうかがえて、そんな点でも面白かった。一人一人の苦難や、楽しかったことや、なんでも綴ってあり、日記のようだった。Posted by ブクログ -
いつの時代も、女の子は(大人になった女の子も含む)迷いながら生きている。
自分の中を100年遡る、不思議な体験。
わたしの母も祖母も曽祖母も、夢見る少女から
覚悟を決めて道を選び、その中で苦しんで、さらに強く優しくなってきたのかな。
わたしも、大人の葛藤の中に生きている。Posted by ブクログ -
第30回読書感想画中央コンクール
中学校・高等学校指定図書
とても静かだけど大きな物語
立山連峰を望む大きな栗の木とお地蔵様
現代へつなぐ家族の歴史
心にしっとりと沁みました
≪ 仰ぎ見て 大地に根差す 木のように ≫Posted by ブクログ -
『地球のまん中 わたしの島』の続編だった・・・。
もちろん、『明日は海・・・』から読んでもいけるのですが。
離島・辰島に暮らす竜太(りょうた)・中学2年。
同じく中学2年生は東灯子。中学1年の勇気と、島で中学生は3人だけ、小学生も6人の小中併設の分校に通っている。周囲3キロほどの小さな島の住民のほ...続きを読むPosted by ブクログ