塚田穂高のレビュー一覧
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鈴木エイトさんの論考目当てで買いましたが、いずれの論考も参考になりました。特に自分は創価学会のことほとんど知らなかったです。結党からこれほど強い関わりがあったとは。Posted by ブクログ
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日本の右傾化を様々な面から分析し、検討している本である。
個人的には憲法二十四条について論じている第Ⅳ部「家族と女性」が印象に残った。戦前回帰を志向する勢力は、一見文句のつけようのない文言で自分の思惑を巧妙に実現しようとするが、憲法二十四条の改定案は、それを最も端的に表していると思う。
例えば...続きを読むPosted by ブクログ -
21人の執筆者がそれぞれの関心領域について書いたもの。各領域に関するイントロダクションが読めるので、入門編としてはもってこい。
なかでも憲法24条に関する記述は興味深い。9条ばかりが前面に出ているが、右傾化に関する本命は24条のようですね。
とはいえ、それぞれの文章は短いので概論で終わっていたり検証...続きを読むPosted by ブクログ -
2017年の出版の本だが、安倍政権が行ってきた様々な施策が日本の右傾化をパックアップしている事実を如実に示していることが確認できる.教育分野での締め付け、報道や言論に対する規制、特定の宗教への肩入れなど2023年の現在でも批判され続けている問題の根本が当時からくすぶっていたことが分かった.民主主義の...続きを読むPosted by ブクログ
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カルトと政治が密接に関わる国、日本。弱くなった自民党に擦り寄るカルト。カルトの言いなりになる自民党議員、残念なことになっている。真面目にこの現実に、向き合わないといけない。Posted by ブクログ
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日本の右傾化、「何が、どこまで、進んでいるのか」を各分野の第一級の書き手21人が総力を上げて検証した本。「壊れる社会」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「蠢動する宗教」と6つの分野(21章)で構成されています。
先の都議選の結果を受け多少の遅れが想定されるとは言え、この間の一...続きを読むPosted by ブクログ -
なかなかの厚みがある本書だが、各章とも著者・テーマが違うので意外にもサラッと読めるし、興味のあるところだけ拾い読みという読み方も出来る。一部、個人的に納得のいかない記述の多い章もあったが、全体的には共感できるところが多かった。特に第3部以降は学ぶところが多かったように思う。Posted by ブクログ