岡山裕のレビュー一覧

  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
    アメリカは最も有名な二大政党制の国でありながら、その政党は、我々が想像するような「政党」とはかけ離れた、世界でも特異な「柔らかい」政党システムであり、我々日本人の常識をもってするとしばしばその実態を見誤ってしまう。本書は、序章にてアメリカの政治システムについて基本的な解説を丁寧に行い、読者に簡単な前...続きを読む
  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
    アメリカの政治に対する解像度はあがったけども、やはり根本的に知らないわからない世界なので、書かれていたことの3割もわかってない気がする…

    また読むべきだなと
  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
    アメリカの政党は建国と憲法制定の時点で、政治の担い手として想定されなかった。党派の存在は共通善の実現を妨げるからだ。それでも連邦派と共和派が登場し、共和派の一党支配を経て民主党とホイッグ党による競争が始まる。以後19世紀末までに、二大政党は社会に深く浸透し「政党の時代」が訪れた。市民は支持政党を持つ...続きを読む
  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
     穏健な二大政党制が、分極化することで、現実への対応ができなくなった。
     やはり、こうしてみると、中選挙区制のダイナミズムを失ったことが、日本の政治の劣化に繋がったことを再認識する。
     
     ただ、それにしても、歴史を紐解いてみると、二つの政党のイメージが時間をかけて固まってきたことに。
  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
    アメリカの政党政治の淵源から現代までの過程が分かる本。

    例えば、以下のようなことが良く分かって良い学びになった。しかし、新書だからか遊びが無く、中々読み進まず、読み終わった頃には疲れ果ててしまった。

    ・建国者たちは党派制に反対していたが、連邦政府にどこまで権限を認めるかで、連邦派と共和派で対立し...続きを読む
  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
    知っているつもりだったアメリカの政党政治が全く違っていた。素人にもアメリカを理解する上で非常に有意義な本。
  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
    わかりやすい、読みやすい。
    法学政治系、国際関係界隈に関心のある高校生も読めるレベル。
    アメリカ政治史とも、とれる。
    ニュースで、細かく他国の政治アクターの解説はしないので、非常に有用。
  • アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡
    大統領ではなく二大政党制の形成・変容過程からみた米国政治史。現代アメリカの政治的分断も、決してトランプの個性だけによってできたのではなく、その下地が1990年代から形成されてきたことが分かる。