麻宮好のレビュー一覧

  • 母子月 ~神の音に翔ぶ~
    随所に出てくる言葉の表現がとても素晴らしい!母子月と言う狂言の世界での二人の子役のライバル意識や葛藤それに伴う事件と登場人物の心の表現等、又見物人の応援と感動は素晴らしい!心に残った一文は"何かを選ぶということは何かを捨てるということだ"特に芸の世界では特にそういうものかも知れない。
  • 月のうらがわ
    悲しい話ではあるが、人の心がよく描かれててうまい。この世の中もそうやって乗り越えて行くしかないないんだよな。綾と坂崎の再会の日をまた読みたいものだ
  • 月のうらがわ
    人を思いやる優しさが沢山伝わってきました。悲しい別れのあと月のうらがわで死者に逢うことはできないが、その人を思い忘れないことが心の拠りどころになるのだと思いました。
  • 月のうらがわ
    母を亡くした13歳の綾と、訳アリ侍の交流を軸に、長屋に住む人達の人生が動いていく。最初からスーッと話の世界に入り込めて、中弛みもなく最後まで楽しめた。綾ちゃんはどんな女性になるのかな〜 幸せになって欲しいな。
  • 月のうらがわ
    なんていい子なんだ。
    なんて健気なんだ。
    健気すぎて いい子すぎて…
    お母さん泣いちゃう
    。・゚・(*ノД`*)・゚・。


    深川の新兵衛長屋に住む十三歳のお綾。
    三年前に母を亡くし、父と7歳の弟 正太と慎ましく暮らしている。

    お綾の家の隣に坂崎という写本を生業とするお侍さんが越してくる。部屋の...続きを読む
  • 月のうらがわ
    10歳で母を無くしたお綾は大工の父直次郎、弟の正太と暮らしていた。父の同僚の重蔵は怪我が元で、大工が出来なくなったが、実はその怪我の原因が父の忘れ物だったため、父は何かと面倒を見ていた。金も貸していた。その為、お綾は手習所に行けなくなり、13歳の今もまだ仮名しか読めず、早くまた手習所に通えるようにな...続きを読む
  • 月のスープのつくりかた
    月のスープって、何だろう。
    タイトルと、あらすじにある主人公の悩ましい状況が心に引っ掛かり、手に取った。

    姑との軋轢から婚家を飛び出し、中学受験生の理穂と弟の悠太の家に家庭教師としてやってきた美月。銀のスプーンをくわえて生まれてきたような一見裕福な二人、裕福な家庭と思いきや、理穂と悠太にも辛い記憶...続きを読む
  • 月のスープのつくりかた
    悠太君の告白が美月を変える様子が見事でした。
    そこで明かされる事実に驚いたけど。
    それにしても理穂ちゃん、偉い。。
  • 月のスープのつくりかた
    心が元気じゃないと、自分ひとりのために料理なんてできない。
    ましてや、料理がその元気をなくす原因だったならば……
    でもやっぱり、料理がそれを癒やすきっかけになっていくのは良かったな。
    登場人物それぞれの事情がじわじわわかっていくのは、ミステリー小説にも似ている。
    傷ついた人が立ち直るとき、そこにはい...続きを読む
  • 母子月 ~神の音に翔ぶ~
    歌舞伎の女形・瀬川路京は『大川秋野待夜月』-『母子月』の
    公演中、毒が入れられた水盃を飲み亡くなった。

    与一坊と呼ばれていた二代目路京は名女形に登り詰める。
    だが、今は人気も落ち芝居小屋はがらがらの状態。
    物語は、与一の成長と歌舞伎に取り憑かれた者たちからなる。

    P223
    〈魂と魂のぶつかり合い...続きを読む
  • 月のうらがわ
    とても優しい物語だった。綾の純粋な気持ちが分かりやすく表現されていて、すんなり伝わった。綾と坂崎さんが再会するといいな。
  • 月のスープのつくりかた
    心傷ついた人達がお互いの心の傷にふれることで癒しあっていく物語。
    食べるってただ食べればいいんじゃないんだとも思いました。