城山真一のレビュー一覧

  • 看守の流儀
    刑務所の話だけど、極悪な人は出て来ない。ハラハラする時もあるけど最悪な事態にはならない。
    「看守の信念」を読んだ時にそう感じたので、今回も安心して読めた。
    この本好きだなと素直に感じた。
  • ダブルバインド
    展開が面白くて一気読みしてしまいました。どの人も人間味があっていいなぁと思いました。組織って本当にいろいろあると改めて感じました。
  • 看守の流儀
    面白かった! そして、斬新さと驚きも感じた! 

    読書メーター読み友さん数名が、絶賛オススメしていてGET。

    石川県の加賀刑務所を舞台にした5話連作短篇集。
    看守たちと受刑者たち、そして医務官や薬剤師。
    それぞれに抱えている事情が、人間ドラマとして絡むミステリー。

    知らない世界を垣間見ながら、出...続きを読む
  • 看守の信念
    うわぁ、またやられたぁー!!
    プロローグから早速顔に傷を負う場面が出てきたと思ったのに本編ではなかなかその話が出てこない。
    傷を負う前なのかな、と思って読み進めたら!
    そっちパターン!?逆パターン!?
    『看守の流儀』より先に読んだらどうだったんだろう??
    記憶を消して読み直したい!

    ひとつひとつの...続きを読む
  • 看守の流儀
    ドラマのような内容で楽しく読めた。
    自分が(恐らく、多分、きっと)一生お世話になることのない世界なので興味深かった。

    刑務官として当然のことをしたまでだ。
    何も特別なことでない。

    貝原さんのとこ、電車でうるっとした。
  • 看守の流儀
    これはこれは大変好みでした!!
    完璧な叙述トリック!!
    本にしかできない仕掛け!!
    刑務所内の人間ドラマにぼけーっと感動していたら、最初から最後まで張られ続けていた伏線に全く気付けませんでした。
    これだから読書はやめられません。
    強くオススメです!

    蛇足。
    こういう本を読むと、自分の持つ先入観に心...続きを読む
  • 看守の流儀
    心内でどんなに苦悩や努力があっても吐露せず自分の仕事に真摯に向き合う人間はカッコいい。

    刑務所という場の雰囲気と、そこの刑務官と受刑者の人間ドラマ、それに一貫して違和感を添えつつミステリー的な要素が入って、短編ながら連なって行く気持ちよさがあった。

    ラストの「お礼参り」で伏線の回収と思い込みをひ...続きを読む
  • 看守の流儀
    やっぱり熱いお仕事小説は大好きだ。
    短編集だけどどの話もクオリティが高くて
    面白かったし最後の叙述にもまんまと引っ掛かりました。
    気持ちいい~

    ■刑務官
    年齢や立場は違うがそれぞれの矜持を持って刑務官の仕事をしているのが良い
    やっぱり仕事に熱い人はカッコいい
    蒲田がしっかり飛ばされてたのは笑ったが...続きを読む
  • 看守の信念
    シリーズ2作目。エピローグを読み、火石刑務官の顔の傷について今作で明かされるのだろうと本編を読み始めました。中でも第四話の「がて」は良かった〜。がてとは手紙の事です。ボランティアで教誨師と月に一度の刑務所ラジオのDJをしている住職がぎっくり腰になり、代わりを務める事になった諸田刑務官。最後の日に読ん...続きを読む
  • 看守の流儀
    初読みの作家さんでしたが、皆さんの評価が高いのも納得の1冊でした。

    刑務官の仕事に関してあまり知らなかったのでとても興味深く読めました。特にレッドゾーン。処遇部の刑務官たちは高齢の受刑者たちが増えて、監視する役割より心身のケアのウエイトが増しているとは…。

    そして受刑者を更生させたいという刑務官...続きを読む
  • 看守の信念
    シリーズ第二弾。
    形としては、前作の『看守の流儀』の続編ですが、これ単独で読んでも面白いです。
    石川県の加賀刑務所の刑務官たちの、様々な事件に奔走する姿を描いた良書。

    ・しゃくぜん
    ・甘シャリ
    ・赤犬
    ・がて
    ・チンコロ
    の五篇。

    どれも心に残る味わい深い作品ですが、特に最後の『チンコロ』は読む...続きを読む
  • 看守の信念
    ひえー!そう来ますか...

    ※これ単体でも面白いですし、物語としても完結できますが今作を200%楽しむには前作「看守の流儀」を読むべき!絶対に!

    各話良い話なんですわ
    どの話もモヤモヤとしたものが残る感じがしなくて、あー読んで良かった思える作品

    前作は自分にどストライクな作品だったが今作も同じ...続きを読む
  • 看守の流儀
    久しぶりにドストライクの内容でした。

    刑務官では数少ない上級試験合格組の主人公 火石司が
    濃密な人間関係、厳格な規律で守られている刑務所内でおこる事件を解決していく内容

    第一話 ヨンピン
    第二話 Gとれ
    第三話 レッドゾーン
    第四話 ガラ受け
    第五話 お礼参り

    各話の前に 服役している歌手の三...続きを読む
  • 看守の流儀
    超良かった

    ただの推理要素やどんでん返しだけではなく、ちょっとした感動も組み込まれている点が個人的にナイス

    また各話の終わり方のキレイさにも好印象

    ラスト付近のひっくり返しは予想してなかった
    ある意味ずーっと騙されていたわけね
    叙述トリックものとしても面白い
  • 看守の流儀
     もうもう、池上冬樹が解説してるって段階で「買い」確定。まして、ぜったい読めとの太鼓判!間違いない。    連作それぞれ素晴らしかったが、「ガラ受け」で泣けない人いるんでしょうか?号泣後に書かれる最終話の落とし技にも唖然。  

     だから読書はやめられない!
  • 看守の信念
    やられた。解説にもあったが、前作を軽々と超える作品だと思う。この作者の他の作品ももっと読んでみたい。
  • 看守の流儀
    ある受刑者の手記から始まる5つの物語。
    それぞれ視点が違い、短編のようになってますが繋がってます。

    人間ドラマあり、ミステリーあり、メッセージ性もあります。
    そして驚きの結末も♪すごいすごい!
    続編も読みます!

    ・ヨンピン
    【服役期間の残り四分の一を残して仮出所すること】
    ・Gとれ
    【暴力団から...続きを読む
  • 看守の流儀

    刑務所の中で起こる事件、謎解きミステリー。
    そこに人間関係のドラマが組み合わさりより深みが出る。

    単純に刑務所の中での様子、組織について興味もあったが、刑務官達の心の暖かさ、更生へ尽力を尽くす様に心打たれた。

    火石が素敵過ぎて泣けた。
    続編も必ず読む!

  • 看守の信念
    短編でもあり
    繋がってもいる
    伏線に気づくと嬉しい
    最後の展開にびっくり


    解説で看守の流儀を先に読むのをおすすめされていて、あまり覚えてないから読み返してさらにびっくりした
  • 看守の信念
    それぞれの短編も面白いけど、最後のトリックよ。
    これ、ネタ明かし前に気づける人とかいるんかな?
    読み終えた後には、やられたという強烈な感覚を残してくれる。

    前作のどんでん返しも鮮やかだったけど、今回は鮮やかさに加えて最高の一撃が加わってくる。

    この本に出会えてよかった。

    この本だけ読んで終えば...続きを読む