看守の信念

看守の信念

880円 (税込)

4pt

シリーズ累計12万部突破
人生が交差する驚愕の傑作・刑務所ミステリー

ミステリー的な息詰まる葛藤劇が並ぶが、その一方で、心温まる着地があり、感涙にむせぶ人生賛歌もある。読者は体を熱くして読み進めることになるだろう。
池上冬樹(文芸評論家)
河北新報 ほか/時事通信 2022・3・8配信

骨太にして珠玉。前作を超えるサプライズと感動を、たっぷり味わっていただきたい。
大矢博子(書評家)

(あらすじ)
釈放前の更生プログラムに参加した模範囚が、外出先で姿を消した。発見されるまでの「空白の30分」でいったい何が起きたのか(「しゃくぜん」)。刑務所内で行なわれた運動会の翌日、集団食中毒が発生。これは故意の犯行なのか。炊事係の受刑者が容疑者に浮上するが……(「甘シャリ」)。自身の信念を問われるような事件の数々に奔走する刑務官たち。一方そのような中、敏腕刑務官・火石には不審な動きが――。


(著者プロフィール)
城山真一
1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第14回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』『看守の流儀』(以上、宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社)など。

※本書は2022年2月に刊行した単行本『看守の信念』を文庫化したものです。

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看守の信念 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    うわぁ、またやられたぁー!!
    プロローグから早速顔に傷を負う場面が出てきたと思ったのに本編ではなかなかその話が出てこない。
    傷を負う前なのかな、と思って読み進めたら!
    そっちパターン!?逆パターン!?
    『看守の流儀』より先に読んだらどうだったんだろう??
    記憶を消して読み直したい!

    ひとつひとつの

    0
    2024年04月28日

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。エピローグを読み、火石刑務官の顔の傷について今作で明かされるのだろうと本編を読み始めました。中でも第四話の「がて」は良かった〜。がてとは手紙の事です。ボランティアで教誨師と月に一度の刑務所ラジオのDJをしている住職がぎっくり腰になり、代わりを務める事になった諸田刑務官。最後の日に読ん

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾。
    形としては、前作の『看守の流儀』の続編ですが、これ単独で読んでも面白いです。
    石川県の加賀刑務所の刑務官たちの、様々な事件に奔走する姿を描いた良書。

    ・しゃくぜん
    ・甘シャリ
    ・赤犬
    ・がて
    ・チンコロ
    の五篇。

    どれも心に残る味わい深い作品ですが、特に最後の『チンコロ』は読む

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    ひえー!そう来ますか...

    ※これ単体でも面白いですし、物語としても完結できますが今作を200%楽しむには前作「看守の流儀」を読むべき!絶対に!

    各話良い話なんですわ
    どの話もモヤモヤとしたものが残る感じがしなくて、あー読んで良かった思える作品

    前作は自分にどストライクな作品だったが今作も同じ

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ

    やられた。解説にもあったが、前作を軽々と超える作品だと思う。この作者の他の作品ももっと読んでみたい。

    0
    2024年01月21日

    Posted by ブクログ

    それぞれの短編も面白いけど、最後のトリックよ。
    これ、ネタ明かし前に気づける人とかいるんかな?
    読み終えた後には、やられたという強烈な感覚を残してくれる。

    前作のどんでん返しも鮮やかだったけど、今回は鮮やかさに加えて最高の一撃が加わってくる。

    この本に出会えてよかった。

    この本だけ読んで終えば

    0
    2023年11月05日

    Posted by ブクログ

    前作の「看守の流儀」の続編で刑務官の火石の過去が明らかになり素晴らしい作品でした。最終章は涙が止まりません。また続編を期待します。

    0
    2023年11月05日

    Posted by ブクログ

    火石さんの過去が明らかに…

    相変わらずやられました。

    確かに過去が明らかになりましたが
    思ってたのとは違う角度

    ちゃんと一作目から読んで欲しい。

    0
    2023年11月01日

    Posted by ブクログ

    短編とその裏に流れる一つの話。そのどちらもが素晴らしく、今回は特に抒情的で泣いてしまうような話もいくつかある。前作での驚きの仕掛けが今回は使えない分、感動の方向にシフトなのかなと思いきや何これ!!久しぶりに時が止まったわ。そして繋がってくるいろいろ。刑務官の話は変わらないから重いテーマではあるけど、

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    金沢の刑務所を舞台に、様々な人間模様が描かれていくストーリー。刑務官と受刑者とのやり取りや、距離感を保ちつつも温かみある振る舞いにどんな状況においても人間には心が必要なのだと思った。特に第四話の『がて』が心に残った。

    0
    2024年03月27日

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