植田たてりのレビュー一覧

  • わたしの美しい庭
    自分の感情は自分だけのもの。
    どんなに素晴らしい主義主張も人の心を縛る権利はない。

    思いやり。
    本当の思いやりとは何なのかがわかる本だった。
  • わたしの美しい庭
    凪良ゆう先生の作品ということで読んでみた一冊。

    「事実というものは存在しません。存在するのは解釈だけです。」
    「良心の呵責はおまえらの荷物だよ。人を傷つけるなら、それくらい自分で持て」

    この2つは、特に心に残り続けた統理くんの言葉です。(1つ目は詳しく言うとニーチェの言葉ですが。)
    とにかく、美...続きを読む
  • わたしの美しい庭
    事実はなくて、解釈。
    すごいストンと落ちた。
    こういう人が増えたら、くだらない噂話とか、詮索がなくなるんだろうな。
    そういう世界になってほしい…
    すごく温かい話だった。
  • わたしの美しい庭
    『兄の恋人』の章で、基に問われた桃子が、すぐに「好きよ」と答えたシーンが印象的でした。
    自分の感情は自分だけのもの。誰かに強制されるものではない、ということを知っている人たちの物語でした。
  • わたしの美しい庭
    流浪の月、汝、星の如くに続いて凪良先生の本は3冊目。気付いたら、複雑な人間関係を鋭く繊細に描いている作品ばかり選んでいました。意図したわけではないけれども。
    もちろん、小説なのでドラマチック仕立てだし、わたしの世界からはすこし現実離れしている設定です。だけど、「人間だもの」という言葉があるように、い...続きを読む
  • 放課後の文章教室
    文章の書き方について教えてくれる本。
    文章の書き方の質問についてとても分かりやすく回答をしていて、文章が好きな私にとっては参考にしやすかった。
    読んでいくと共感する所もあり、面白かった。
  • わたしの美しい庭
    凪良さんの作品はいつも認めて心を広げてくれます。

    周りの人と違う、からこそ向けられる他人からの善意の重さ。その善意に救われる場合も、苦しめられる場合もあるということを考えていたいと感じました。
  • わたしの美しい庭
    縁切りの神社が屋上にある、少し変わったマンションに住む人たちの日常を描く。
    登場人物は、神社の宮司であり翻訳者の仕事を持つ、統理と養女の百音(10歳)、マンションの住人で病院スタッフの桃子(39歳)、小ぢんまりとした移動バーのマスターであり同性愛者の路有、元マンション住人で鬱を患っている基。
    彼らが...続きを読む
  • わたしの美しい庭
    最近話題になっている作者だったので読んでみたら、思いがけず胸に染みた。何かしらに傷ついてもがいて生きている人びとの連作短編集。私もそのひとりになったかのよう。背中を押してもらった。
  • わたしの美しい庭
    3人と、周りで関わる人たちそれぞれの思いや気持ちが折り重なっていて、読めば読むほど深みが増していった。あっという間に読み終わっていた。
  • わたしの美しい庭
    登場人物が優しくて、ありのままの己で良いと思わせてくれる作品。
    厳しいからどうこうじゃなくて、見つめるべきことは見つめないといけないのかもしれないと自問自答します‥
    縁切り神社がでてくるのが非日常感あって好きです!
  • わたしの美しい庭
    住人の桃子の話がよかったです。
    高校の同級生、運命の人って感じ。
    ずっと想い続けているけど、それだけじゃなく、
    想いを持ちながら未来にも歩いていく。
    切ないけど、強いなぁって想いました。

    淡々と生きるって難しい。人はなんで自分のことは棚の高いところにあげて、人のこととやかく言うんだろう?
    まぁ、そ...続きを読む
  • 放課後の文章教室
    文章を書くことについて、寄せられた質問に答えているエッセイ。
    例えば、『10つの文章が上手くなるコツ』だとか、『うまい文章』だとかの上辺だけじゃなく、筆者の「書く」という行為への本質的な思いを質問への回答という形で読者に語っている。
    なんでもいいから書いてみようって思える。書くことへ歩く1冊
  • わたしの美しい庭
    汝、星のごとくが、あまりに良くて。
    凪良ゆうさん3作目の本作。やっぱり良かった!!

    主な登場人物は。
    ビル屋上にある神社(縁切り神社と呼ばれている神社)の若い神主である、芯のとおった性格の統理(とうり)。
    そしてその家族で、血はつながらない娘で、小学生の、賢くて可愛い百音ちゃん。
    ゲイの、性的マイ...続きを読む
  • わたしの美しい庭
    読書備忘録637号。
    ★★★★★。
    なぜか読んでて涙が出てくる。
    ヒトは誰しも完ぺきではない。そもそも完璧であるという尺度はどこに存在するのだろう。失敗して、成長して、いつまでも引き摺って、意識せず他人を傷つけ、それでも他人と関わり無くしては生きていけない。

    とある地方の5F建ての古びたマンション...続きを読む
  • わたしの美しい庭

    良い!

    一人一人の心情を繊細に書かれているので、登場人物みんな愛おしく感じる物語でした^^
  • わたしの美しい庭
    とても良かった。
    ボーイズラブ作家と言う肩書きの著者だけど、この短編連作にも多少 顔は出てくるけれど、ともかく読後感は清々しくて後味爽やかでした♪

    暮らしのためにとある神社が敷地にマンションを建て、屋上に神社を有する少し年季の入った建物。
    このマンションの一室に神職を継いだ男性と彼の元妻の忘れ形見...続きを読む
  • わたしの美しい庭

    また読みたい本

    「流浪の月」がよかったので こちらも読んでみました。
    登場人物 皆 心に抱えるものあるけど、優しく緩やかな関係で つながっててよかった。
  • わたしの美しい庭

    おすすめです!

    読後、すっとした優しい気持ちになれます。
    暗い出来事や重い内容があまりなくサラッと描かれているので、気軽に読める作品だと思います。
  • 放課後の文章教室
    本文もさることながら、冒頭の「文章の森へ」が本当に素敵でした。文章教室という少々堅苦しい書名で腰が引けた方もぜひ冒頭を読んで文章の森へ迷い込んでみてください。「SNSで友達を増やしたい、魅力的な文章を書くには?」「感想文はあらすじがあったほうがいい?」など若者からの質問に小手鞠さんが丁寧に答えていま...続きを読む