上原直子のレビュー一覧

  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    「事前の信念」「感情」「インセンティブ」「主体性」「好奇心」「心の状態」「他人」という7つの視点から人がどう考えを変えて、もしくは変えないのかを解き明かす本。

    なんとなく人は見たいものだけ見る、とは分かっていたがそれを複数の視点から説明してくれる。
    また心理状態に依ってはその状態に合わせて情報を扱...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    人の意見を変えるのは難しく、それは、変えようとしている自分の力量不足というより、それが普通ということを知り、それを元に、どうしようかな!と考えさせてくれました。
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    人の脳は、正しいものを認識するための機能が備わっている訳では無いことに気付かされハッとしました。ビジネスにも応用できる内容です。
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    話が長い
    なんの話かわからなくなるのは翻訳本で良くある話なので我慢

    知識としてはなるほどと頷ける話

    ・事前の信念 相手の信じていることを否定したり、自分の信じてることを押し付けるだけではダメ
    ・感情 感情は伝染しやすい
    ・インセンティブ 快楽で動く、恐怖では動かなくなる(変化させたくない時は恐怖...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    面白い。
    訳者の以下の文が、この本の良さを伝えている。
    「読み進めるうちになるほどと思うのは、著者シャーロットが率先して、それらのポイントを活用している点だ。簡単に言えば、読者は次第に影響されていく。事実なデータの羅列で読者の主体性を損なうのではなく、たとえば研究論文をストーリー仕立てにすることで、...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    「自分は比較的賢くて正しいことを言う方だ」と思っている人ほど、事実を示されても意見を変えないし、逆に理論武装してより反論してくるようになる。結局は感情が先に来ていることを、人はもっと自覚したほうがいいのだろう。
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    事実はなぜ人の意見を変えられないのか?
    このなぜ?を実験の内容やストーリーでわかりやすく説明してくれている。
    そして、どのような条件であれば人は他人の意見を聴く気になり、行動しようとするのかも載っている。
    認知神経科学という切り口のためか、脳内の動きや進化心理学的な要素も多く、個人的には面白いと思っ...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    今のところ、今年の自分のベストブック。医学的や科学的に根拠のあることでも信用できないと主張する人がたくさんいることを常日頃不思議に思っていた。そう考えてしまう脳の仕組みがあるようだ。この本を読んでなるほどと思った。
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    実のところ、今日の私たちは押し寄せる大量の情報を身に受けることで、かえって自分の考えを変えないようになってきている。マウスをクリックするだけで、自分が信じたい情報を裏づけるデータが簡単に手に入るからだ。むしろ、私たちの信念を形作っているのは欲求だ。だとすれば、意欲や感情を利用しない限り、相手も自分も...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    感情に訴えたり、ダメな部分を批判せずポジティブなところを評価すると相手を説得しやすいんだなぁ、とか、まあごく当たり前の結論に行くのだけど、そこに至るまでの論理のプロセスが非常に丁寧。難点を挙げるとすればタイトルだろうか。これはちょっとネガティブな印象があるし、「事実はなぜ人の意見を変えられないのか」...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    非常に読みやすく、人はどのように判断しているかをエビデンスと具体例でわかりやすく説明してくれている。

    1.快楽で動かし(ゴー反応)、恐怖で凍り付かせる(ノーゴー反応)
    人を動かしたい時は権限を与える(主体性)

    2.事実では人は説得できない。共通の動機を見つけ、感情を同期させる。
    感情は伝染やすい...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    事実で人の意見は変えられない。なぜなら、客観的なデータというものが出てきたのは最近のことで、脳はそれよりも古い価値基準で動いているからだ。相手の意見を変えようとして幾ら自分の意見を補強するデータを集めても無意味で、むしろ逆効果ということ。ならばどうすればいいかが実験結果とともに書かれており、とても興...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    人を動かす・人に影響を与えることについて心理学と脳科学の両面から迫った内容です。以前読んだ「影響力の武器」に近い内容だなと感じました。

    脳科学に関しての記述に少し難しさを覚えました。とても興味深く読み終えることができました。

    個人的には、人を動かすにあたり「主体性を持たせて選択させる」という内容...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    私自身の体験で何度か事実を誠実に伝えても、納得されない人がいることを知っていたので、人はどのように事実以外を見ようとするのかが気になり、この本を手に取りました。

    本書を読む前では人は感情や気分に作用されるため、事実でも通じないのだと漠然と考えていたが、本書を読むことで理解できたと感じた。

    影響力...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    データのみでは人は動かず。一章のボリュームが丁度よく、読みやすかったし為になった。読んでいて、人間機械論を思い出した。よくできてるのか、ポンコツなのか。
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    p13 どうやら他人に情報を与える機会は、内的な報酬をもたらすようだ

    p15 私たちの信念を形作っているのは欲求だ。だとすれば、意欲や感情を利用しない限り、相手も自分の考えを変えることはないだろう

    p24 新しいデータを提供すると、相手は自分の先入観(事前の信念と呼ばれる)を裏付ける証拠なら即座...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    データのみにて人は動かないし、そもそも自分にとって都合のいい話を積極的に受け入れかつ強化するというのは確かに身に覚えもある。
    事実はともかく、主体性を持ってる感というのはなかなか応用が利きそう。
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    反対意見は受け入れられず、同調意見は拾われる。これは、一般的な人間の脳の反応だということ。
    トランプ支持の極端な思想の持ち主に、事実を持ち出して間違っていると言っても、受け入れられる可能性は低いと言わざるを得ない。
    相手が受け入れられるところから合意を得ながら進めたい方向に近づけていくしかないようだ...続きを読む
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    ひとに何かを伝えるときには事実を伝えるだけでは、本当には伝わらない。その人の心の状態やおかれている環境が密接に影響しているという話
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学
    「とても重要なメッセージを持つ人や、最も役に立つ助言のできる人が、必ずしも絶大な影響力を持つわけではないように私は感じる。怪しげなバイオ技術に数十億ドルを投資できるよう説得できた起業家がいる一方で、地球の未来のために取り組むように国民を説得できなかった政治家もいる。」(7p)

    著者が「わかりやすい...続きを読む