降田天のレビュー一覧
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評判を聞いて読んでみた。
五つの連作短編集で、全てが犯人視点で進んでいく。
へらへらしてるのに洞察力が半端ではない狩野が魅力的過ぎた
会話しているだけで、常に首元にナイフを突きつけられているかのような感覚(作中にも出てきた表現)が、下手なこと言ったら全て暴かれてしまいそうな感じが痺れた。
そのような...続きを読むPosted by ブクログ -
全5篇のミステリ短編集
後半3編が書き下ろしになっており,特にそこが面白いと感じた。
殺人や犯罪について,読者は先に誰が何をしたかがある程度わかった状態からスタート。ストーリーが進むに連れて犯人である登場人物に感情移入できるようになり,そこから後半にかけて隠されていた心情や事実が解き明かされていくの...続きを読むPosted by ブクログ -
「扉は閉ざされたまま」を読んで倒叙ミステリ面白!と思いこの本を読みました。
やっぱ倒叙ミステリ面白い。
犯人視点で物語が進むので狩野との会話が進むうちに「あぁどうしよう...バレちゃう」とハラハラしながら読みました笑
短編だったこともあり読みやすく一気読みしてしまいました。
特に「サロメの遺言」...続きを読むPosted by ブクログ -
2023.06.30
こういう読み比べはとても楽しいです。
やはり、1番は道尾秀介。次は大山誠一郎。3番手に浅倉秋成を推す。
私は特殊設定ものが苦手ということもわかったのも収穫。Posted by ブクログ -
方丈さんが好きで方丈さん目当てで買った。
アミュレットホテル、とても楽しく読めて好き。
他にも初読みの作家さんが多く、楽しく読め気になる作家さんが増えた。Posted by ブクログ -
交番勤務の警察官が活躍する…って思ったから、てっきり人情市井モノの現代版(さすがにこち亀ではないと思ったが)かと思いきや、なんとガッツリ倒叙系の本格ミステリーだったという。
交番勤務の警官狩野雷太に追い詰められる犯人の、ヒリつくような心理的切迫感がすごい。どの短編も犯人目線で語られているから自分が...続きを読むPosted by ブクログ -
倒述ミステリー。非常にチャラいというか軽い性格の主人公が犯人を追い詰めていく短編集。非常に読みやすくて、でも、各編、しっかりとした伏線や驚きの結末でほぼ一気読みしました。もっと読みたいと思った素晴らしい作品です。Posted by ブクログ
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戦前の名家から発掘された白骨死体。死体は誰なのか探るため、青年はかつての女中や使用人に話を聞いていく。
二転三転する証言から真実が明らかになっていく。
たまにはこういうミステリもいいなぁ、なんて思わせてくれる小説だった。
面白かった!Posted by ブクログ