大島智子のレビュー一覧

  • セッちゃん
    初めて岡崎京子作品を読んだときと似た感覚を覚えた。どことなく淡白なのにとてつもなく深い。読後、時間が経つほど押し寄せてくるざらついた言葉にできない感情というか衝動がある。インスピレーションがわいてくる。
  • セッちゃん

    不安になったときいつも読み返す

    セッちゃんが気持ちよく生きていくためにとる方法は、世間的には認められないかもしれないけど、私の不安な気持ちを慰めてくれる…
    なぜか分からないけど、読むと心が落ち着く本です。
  • セッちゃん

    なんか考えさせられる作品

    以前、なんとなく読んだらハマって購入。
    不安定な世界情勢なのもあり、ところどころ逼迫して緊張感のある部分、セッちゃんの独特のゆるいけど達観しているというか冷めているセッちゃんという人間の雰囲気が面白い。
    この作品は、絵もゆるい感じだから成立していると思います。この絵の雰囲気とストーリーの雰囲気が...続きを読む
  • セッちゃん
    星が5つでは足りない。
    最初から最後まで感情が息をつく暇がなくて、溶け合えない世界と自分とは無関係に進んでいく世界をどこか遠くから見ていることにどうしたって共感してしまう。言葉にできないことが漫画になってる。始まりも終わりも美しいとおもった。
  • セッちゃん
    前からなんとなく絵を見たことあるイラストレーターさんの初の漫画作品らしく、気になって読んでみた。
    最初はどこか『チワワちゃん』ぽいのかなあ、なんて思いつつ、十年代を舞台にしていてスマホとか当たり前に出てくるし、大学の高橋教授が高橋源一郎さんがモデルだろうし、シールズじゃんみたいな学生運動にテロの話も...続きを読む
  • セッちゃん
    大島智子の描く眠たげな目の女の子はこんな事を考えてるんだなー。
    しかし、デモ参加者=テロリストって考え方、古臭くな〜い?学生運動かよって。
    こうゆう外敵・仮想敵を設定するんじゃなくて、姿が見えない・出口が見えない鬱屈を描いた方が、より苦しみが切実になるんじゃないかなー、と思うた。まあ、これが今の若者...続きを読む
  • セッちゃん
    49ページの試し読みで二話収録。セッちゃんとあっくんの人像を紹介されて、まみのおかげ(?)で知り合う。どうやってあの最期に合うか気になる。