プラド夏樹のレビュー一覧
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夫婦同性を強要する国は、今や日本だけとなってしまったが、世界各国は家族観や氏制度がどのように捉えらているのか?主要国ごとにまとめられている。
別姓にも、(絶対に)別姓だったり、創作姓だったり、色んなタイプがあるのだなあと思った。また子どもの名字も考えなければならない点など、制度を変えるとなると考慮...続きを読むPosted by ブクログ -
各国の首脳によって対応や姿勢が全く違うのが興味深い。フランスのマクロン大統領は信頼を失った一方で、ドイツのメルケル首相はむしろ支持率を取り戻した。
他国の事例と比べると、いかに日本政府への信頼感がないかが身に染みてわかる。ドイツやベルギーは感染拡大の押さえ込みに成功していない(ドイツなんて何回もロ...続きを読むPosted by ブクログ -
筆者の実際の経験と、
歴史、文化的な考察のブレンドが
絶妙。考えるヒント多数。
フランスの性教育、
プランニング・ファミリアルの存在、
中高の保健室にコンドームがさりげなく
置かれ、モーニングアフターピルも
もらえる。
性的他者の感受性を想像する授業。
フランスでも女性の進出は遅かった。
キリ...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史が現在に紐付いてる様を見せつけられると、価値観うんぬんかんぬんは脆く弱いものなのではと弱気になってしまうな..Posted by ブクログ
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あくまでも、各国に在留している1個人の感想ではあるが、各国のリーダーの人となりが明確に分かりやすく書かれており、興味深くスラスラと読み進めることができた。
1国の主人は、どのような資質を持っていると国民に支持され国がまとまって行くのか、コロナ蔓延により1人1人の1国の主人の個性が炙り出されたと感じ...続きを読むPosted by ブクログ -
私は夫婦別姓賛成派だけど、日本は家族の絆が失われるという抽象的理由でなかなか別姓が進まない。
海外で別姓を導入している国々の実情をこの本で学ぶ事で、夫婦別姓の問題点や必要性を理解する事ができ、大変勉強になった。
まずやはり別姓を導入しても家族の絆は失われる事はないと実感。
ただ問題点としては子供の姓...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史や宗教・政治体制、教育・文化的背景などから、フランス人の性に対する捉え方を多角的に読み解くという内容。
著者の息子さんとの性トピックに関するエピソードが掴みになっているのも、新米ママの私としては興味が湧きやすかった。
宗教観による性欲の罪意識、騎士道恋愛による三角関係、奔放な宮廷恋愛…歴史の...続きを読むPosted by ブクログ -
依然、世界で猛威をふるい、終わりの見えないコロナウイルス。その時、トップは
どのような対策を立て、国民と対話し、自制を求めたのか、各国の在留邦人ジャーナ
リストが評価。国民一人一人にコロナ禍を自分自身のこととして捉え、連帯し、思い
やりを持つことを繰り返し求めたリーダーの言動に多くの人々が共感し、...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。
同じヨーロッパでもフランスは性の考え方が独特。イギリスや北欧とは全然違うのね。もちろんアメリカとも。フランスがいいとか日本がいいとかではなく、いろんな考え方があって面白い。Posted by ブクログ -
期待せずに読んだが、意外と面白かった。フランス人と話しながら、??と思うことがいろいろあったのだが、その疑問が解決された感じ。性について、日本人とは全く違う意識なのだなあとしみじみ。Posted by ブクログ
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フランス人が「性」をどのように捉えているか、その歴史的背景とともに明らかにする。
「「#MeToo」後のフランスでは「女性も自分が望むセックスをイメージして、相手にはっきり伝えよう。自分の欲望を表明できるようになれば、ノーもはっきり言えるようになる」と盛んに言われるようになった」(本書終章より)
...続きを読むPosted by ブクログ -
友人とお薦め本を交換した結果、巡り合った一冊。
とても読みやすい文体で、サラッと読むことができた。
特に序盤は、カルチャー・ショックを感じることのできるキャッチーな事例が多く、飽きない内容だった。
そんな本書は、二つの捉え方から全く別の評価をすることができる。
一つは、異文化理解という大きい括りの...続きを読むPosted by ブクログ -
背景にある宗教の説明もあり、でもジェンダー論というほど堅苦しくなく、そして白黒で評価できない、良く言えばポエティックなフランスの性に関する考え方がなんとなくわかってよかった。(実際行ってみないとなんともいえないけど)
近年ポリティカルコレクトネスが声高に叫ばれる中で、女性として不快に感じることが減っ...続きを読むPosted by ブクログ -
2010年代に、夫婦別姓が選択できない国は日本だけになった。
2015年最高裁で合憲判断が下された。
その後もさまざまな論点で訴訟が提起されるが、家裁申し立ては棄却、地裁提訴も棄却となり、司法による解決はなされていない。
与党自民党の中でも、緩やかな別姓を認容する意見が出ている。
各新聞社等の調査...続きを読むPosted by ブクログ -
“日本では若い女性、また「物申さない」 控えめな女性が好まれていると、里帰りするたびに実感する。科学番組でもドイツなら女性の科学者や司会者がばりばり発言しており、日本のように若い女性が年配男性の解説に「えー、そうなんですか」と相槌を打つだけという光景はほとんど見ない。そのような光景があちこちで繰り返...続きを読むPosted by ブクログ
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2021年の衆議院選挙のときに争点のひとつとなった「選択的夫婦別姓」。結果としては、すぐに夫婦別姓を推進するほどの票差ではなく、まだまだ道のりは遠いなと感じました。
私が20代のころは「あんたが結婚するころには夫婦別姓が選べるようになってる」と言われたのですが、結婚もしなかったけど、夫婦別姓も実...続きを読むPosted by ブクログ -
恋愛で頭が溶けてマズイことをしてしまう、いいじゃないですか、人間らしくて。
と言い切る著者。
恋愛をモラルで断罪することはないようだ。と書いているが、それでは未成年に対する恋愛はどうなのだろうか?歳の差はモラルが関係しないのだろうか?
不倫の噂をたてられたファーストレディが週刊紙を訴えたところ「現...続きを読むPosted by ブクログ