九螺ささらのレビュー一覧
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あぁ、と思う。
この人の本を読んだのは、神様の住所に続いて2冊目。
発想がすごい、とかそういう言葉ではなくて、この人は世界をこんな風に切り取れるんだ、と感じる。
普通に、普段に、生きているこの同じ世界から彼女はこの掌編を切り出すことができる人なのだ。
そのことに嫉妬し、安堵し、嬉しく思う。Posted by ブクログ -
20180916 言葉や文字の音や見た目に、こんなイメージを展開できる人がいる事に驚かされた。自分にはない感覚なので書いて頂いた作品で味わうしかない。真似しても中身のない表現にしかならないだろう。こういう才能は絶対文感とでも呼ぶのだろうか。Posted by ブクログ
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久々に 短歌って 詠むものなんだなぁ
と思って 思わず口に出してみる
現代短歌は革新的で 感覚的だけど
やっぱり 身にじんわりと染みる
音の響きの良さがありますねPosted by ブクログ -
20191102 思考が硬くなったと思った時、この人の描いたものを読む。足元が崩れて別のところに運ばれる。そんな発想もあるのかという驚きの後に来る興奮。定期的に読み続けたいと思う。Posted by ブクログ
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84編の短歌と散文.この散文が楽しく合わせて一つの短歌となっているかのよう.共感できる延長上の感性とはっと目を見張るような考えたことのなかった表現.そしてその表れ方が変わっていても,とても健全でまっすぐな気持ちが読んでいて心地よかった.Posted by ブクログ