ニール スティーヴンスンのレビュー一覧

  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    2021年フェイスブックが社名をメタに変更し、世界的に「メタヴァース」という言葉の関心が広まるなか、メタヴァースという言葉が作られた伝説的SF作品を読んでみました。下巻まで読んでからの感想になりますが、理屈抜きで面白かったです。最初の方は本書の世界観になじむのに時間がかかりましたが、上巻の真ん中位か...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    上巻の最後の方から、話題が古代文明(シュメール)に及びます(ネタバレになりますので深くは書きません)。そして世界を揺るがす大きな謀略が進みつつあることを主人公が知り、他の登場人物と助け合いながらエンディングを迎える、というあらすじですが、実は本書のキートピックの一つが「ウイルス」であるということに深...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    まさに今話題になっているテックが満載。
    GPT3もいるじゃない!!
    この想像力。
    それに増して、クライマックスの大活劇!
    そりゃみんな読むよね。
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    メタヴァースの概念を生み出したとも言われる作品。サイバーパンクの世界で連邦として崩壊したアメリカ、その残り少ない最先端は高速ピザ配達、なんて言うつかみから始まり、現在と遜色ないメタヴァースの描写に加えバベルやシュメール文明まで出てきて興奮が止まりませんでした。ひとまず今日は30分以内で届くピザを探し...続きを読む
  • 七人のイヴ 下
    長い! とにかく長い! やっと読み終わった! で、これは面白い!
    上巻で月が突如7つに分裂し、人類は宇宙ステーションを避難場所に選び、そこに1500人を送るものの、2派に分裂し、、、というところまでが語られる。
    下巻では、2派に分裂した人類のその後が語られ、時間は一気に5000年後に!
    5000年っ...続きを読む
  • クリプトノミコン1 チューリング
    オタクと天才と脳筋マッチョの大冒険。
    こんなにわくわくする冒険譚はひさしぶり、いや初めてかも。
    4巻まで一気読みでした。
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    上下巻読み終えました。
    メタヴァースという言葉を生み出したという、すごい
    影響力のある本という認識で興味が湧いて。

    まず、全体の疾走感はすごいです。
    ビュンビュン走る感じ。
    メタヴァースがほんとに今ほど認知されてなかったの?
    って思うくらい、今としてはリアリティありです
    逆に、SFの世界に現実が
    ...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    古代シュメール人は、ミーと呼ばれる神経言語学的なプログラムによってパンを焼き家を建てていた。それは、脳のうち現在の言語を理解する部分のさらに深層の基盤に作用する人間の脳のためのプログラムであり、要するにそれがスノウクラッシュであった。
    古代に、エンキという初めて意識を持つ人間が現れ、ミーではなく自由...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    本書は1992年に書かれたもので、舞台となる時代設定ははっきりわからないが、主人公の親父が第二次大戦帰りであることや、マフィアのドンがベトナム戦争経験者であることなどから、だいたい2000年代くらいのイメージか。
    アメリカは国家としての力をなくし、無数のフランチャイズと呼ばれる勢力がそれぞれ独立して...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    非常に思想的、思索的なSFだったなぁ、という印象。
    「宗教」や「信仰」について、偏見なく思考できる方は、非常に興味深い読書体験になること間違いない。
  • 七人のイヴ 上
    大作の上巻。突然、月が分裂、あと2年で人類滅亡。こんな危機に対して人類はどうする!
    テクノロジー、コミュニティ、そして政治、様々な事柄が交錯する。
    次々に起こる問題に対する人々を描く作品、さぁ下巻を読もう!
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    メタヴァースという言葉が最初に使われた作品らしい。
    現実世界と仮想空間共に同じような臨場感で物語が進む。段々どっちなのかわからなくなり、既にどっちでも良くなってきた。
    さぁ、下巻に進もう!
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    上巻冒頭の「高速ピザ配達」という心湧き踊らない設定から一転、話は”スノウ・クラッシュ”からシュメール文明の”メ”というある種のウイルス、第二次世界大戦末期の歴史的経緯、それらがリアルとメタヴァーズを相互に行き来しながら壮大に展開していく。Y.Tとレイヴンの性的かつ野性的なやり取りも艶っぽくて妙に哲学...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    ゲーム「ボーダーランズ」がプレイしたくなった。ヒャッハー!な感じ。
    「権力は衰退する(国家が実権を失い、企業やマフィアが治外法権を得る)」「進化論(不完全だからこそ変化し生き延びる)」「デジタル社会の行く末」など、勉強になるものも多い。
    15歳の少女でも「自分の力で生きる」とこれくらいたくましくなる...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    序盤、エンジンがかかるまでに時間がかかった。英語の略称が読みづらい。1992年のSF作品だが、この描かれた未来に今も向かっている感じから描写はイメージしやすい。映像化は噂はあるけどまだかな?
    レイヴンのぶっ飛び方が好き。”パワー”ですべてを凌駕する感じ。
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    この小説が1992年に書かれたとは思えない!
    今書かれた本と言われても全く違和感がない。。。
    言葉とか、世界観がちょっと難しく、読み進めるのが難しかったが、メタヴァースの世界と現実の世界を行ったり来たりしながら進む、ハラハラしてしまった。

    個人的には、ヒロとライブラリアンとの、シュメール人や、バビ...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    1992年に書かれたにもかかわらず、今読んでも色褪せないSF。メタバースと現実世界の行き来や、国家ではなくフランチャイズが影響を持つ世界観、コードで動く世界、ウイルスとそれらがコントロールするレイヤーの設計などが秀逸。
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    アメリカ合衆国の連邦政府が崩壊した未来を描くが、ソビエトというもう一つの連邦の悪影響も受けている。ロシア崩壊の影響で多くの難民が入ってきている。普通の難民は連邦に弾圧されて来る人々であるが、連邦政府側の人間もロシアが滅茶苦茶になったために来ている。その中には「KGB長官から狂信者になった男」もいる(...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    ニール・スティーヴンスン著、日暮雅道訳『スノウ・クラッシュ 新版 上下』(早川書房、2022年)は連邦政府が無力化し、メタヴァースが普及した未来のアメリカ合衆国を描いたSF作品。メタヴァースの世界にもスノウ・クラッシュというドラッグが蔓延するディストピアを描く。

    主人公はヒロアキという名前であり、...続きを読む
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下
    FacebookがMetaに社名変更するぐらいメタヴァースが熱い、ということで由来となった本書を読んでみました。

    読み始めはとにかく退屈で眠気を催す(意味の分からない言葉・概念が多すぎる!)ほどでしたが、苦行に耐えて読み進めたところ徐々に世界観に引き込まれていく私がいました。

    Y・Tの15歳にし...続きを読む