有馬美季子のレビュー一覧

  • お葉の医心帖
    暖かい人達に囲まれてお葉がどんどん前向きに、そして成長していく!
    生きてて良かったね!!!!

    漢方、薬膳の話も面白い。
  • 吉原花魁事件帖 青楼の華
    吉原の最高位の遊女・お職である華舞の物語。五つの話からなる連作短編の形をとる。勧善懲悪的なところがあり読後感は悪くないが、遊女モノにしてはドロドロさが無く、淡白である。他の遊女の身請けで話が終わるのは意外。続編あるかな?
  • はないちもんめ 梅酒の香
    今回もミステリーを楽しんで読み進められた。さらに、今までとは違い大女将やお花にも恋の進展があり、その面でも微笑ましくあたたかい気持ちになった。
  • はないちもんめ 夏の黒猫
    最後には、上手く事件が解決し、上手くまとまるのだろうと分かってはいたが、本当にその通りで、スッキリした読み心地だった。
    今回は、今までとは違い、最後に自分自身も身がシャキッとするし、あたたかい気持ちにもなった。
    このシリーズを読み進めていけば行くほど深みというか、この世界に浸って行くようで読んでいて...続きを読む
  • はないちもんめ 冬の人魚
    今回も予想していなかった展開で面白かった。
    ただ、最後の方でお紋が推理したお稲さんの疑いはちょっと無理があるというか、普通気づかないでしょって感じだった。
  • はないちもんめ 秋祭り
    今回も日常生活が主体のように最初は感じたが、前回よりも事件の要素が強かった。さらに、一つの事件から複数の事柄へと繋がって行き、予想していなかった展開に面白さを感じた。
    料理は丁寧に描くというよりも、様々な料理を紹介してくいくような感じで、それはそれで興味深かった。
  • はないちもんめ
    読みやすかった。謎解きが主体かと思っていたが、意外と日常生活を描いていることが多かった。マンネリ化するかと思ったら、物語を進めるとミステリー感がどんどん増していき、最後は意外で面白かった。
  • はないちもんめ 福と茄子
    美男番付というお祭りをすることになった。
    はないちもんめも、料理の屋台を出店することに。

    今回も事件が起こる。
    お花の恋した相手の、幽斎、
    ハンサムで真面目な板前
    お紋は偶然あった以前の常連客との恋の予感。

    三者三様、ハラハラソワソワの
    目九蔵の出自も窺える記述ありで、何やら最終巻?を匂わせるこ...続きを読む
  • はないちもんめ 冬の人魚
    女三代それぞれのキャラがたち、楽しく情愛深い小料理屋という設定で始まったこのシリーズ。
    回を重ねるたびに、サスペンス仕立ても魅力を増し、最後まで謎を残すくらいの時代小説にあっては長丁場のミステリーになっている。
    もちろん祖母孫の丁々発止もコミカルな魅力に。
  • お葉の医心帖
    うーん。何か普通だったなあ〜!何かミステリーとかがあるっていうよりかはほのぼの日常という感じ。少し物足りない。主人公が身投げして命を落とそうとして、救われてそこから始まるストーリーだったけど、主人公が他人を信用出来ない疑心暗鬼ぶりも中途半端というか…どうせだったら疑心暗鬼で事件を起こしてくれたら引き...続きを読む
  • はないちもんめ 福と茄子
    今回も出だし面白く読んでいたが、少し今までよりも伏線?がわかりやすく、誰が犯人か最後読むまでに分かってしまった。ただ、それでも話は面白く、今回は少し切ないものだった。
    また、最終巻と思わせるように、お市、お紋、お花の恋模様がまとまっていたのと、目久蔵さんの正体が明かされていたことが気になる。しかし、...続きを読む
  • つごもり淡雪そば 冬花の出前草紙
    梅乃という料理屋を営んでいるのは、前の女将に助けられ育てられた冬花。そして、運命的にある時男の子を託される。
    事件が起こり、巡り巡って冬花の出自が明らかに。
  • さくら餅――縄のれん福寿
    この作家の時代小説は初めて?だったか。
    居酒屋の女将を中心に、常連客の悩みや事件を絡めての人間模様が描かれる。

    シリーズ2巻目をなぜか、最初に読むことになったが、それでも十二分に楽しめる構成。

    この居酒屋もの(というジャンルがあるなら)では、他の作品と大きく違うのは、江戸の巷で人々が行っていた季...続きを読む
  • 出立ちの膳――縄のれん福寿
    今回のシリーズ3巻は、4年も行方不明になっていた元夫が暗闇で襲われた現場に現れ救ってくれたことから、はじまる。

    夫が落として行った紙切れを頼りに、幼なじみの吉之進とともに、手かがりを求めるたびに出る二人。

    書かれていたのは食材。
    地域を巡るうちに夫の両親のことや、生まれ育ちがわかってくる。

    ...続きを読む
  • はないちもんめ 夏の黒猫
    今回は佐渡金山からの金を強奪された事件と、花火大会の夜に、船ごと攫われた六人の謎。

    なかなか調べがつかないが、ひょっこりと無事に帰ってくる。謎を探ると南蛮渡来の食品が関係しているとのこと。

    最後はほろりと。
  • はないちもんめ 秋祭り
    今回の事件は大掛かり。
    初めは着物のデザインコンクールの優勝者が殺されたことから始まるのだったが、徐々に事件の大きさや罪深さがわかってくる。

    余命2年と言われたお紋の大立ち回り!
    祖母、母、孫娘の大活躍!
    隠された謎の文章と秘密。
    後半に向けてぎっしり詰まった読み心地。
  • はないちもんめ
    3世代女性が営む味が評判の店「はないちもんめ」

    医者に余命2年を宣告された祖母、お紋。
    7年前料理人の夫を亡くしたお市。
    一度は反抗期で遊び歩いていたが、今は祖母、母の手伝いをしているおきゃんな娘、お花。

    そして、紹介された京都の料理人がめっぽう料理の知識も腕も良い。口数少ない秘密めいた男、目九...続きを読む
  • 縄のれん福寿――細腕お園美味草紙
    最近はやりの時代&料理物。
    解説が絶賛するほどではなかった。

    美人女将なんだか、おせっかいおばちゃんなんだか、立ち位置が微妙でどうも下町くさい感じ。
    事件の落としどころがイマイチだった。
    舞台が日本橋なのもちょっと違和感。