大庭萱朗のレビュー一覧

  • 田中小実昌ベスト・エッセイ
    物(ブツ)としても面白い人のエッセイ。雑誌でサラッと読めるような軽い文体てここら辺から始まってんのかな
  • 田中小実昌ベスト・エッセイ
    戦後の混乱期に、ストリップ劇場や米軍基地で働いたり、香具師をしたりと、色川武大と同じタイプの作家。
    平仮名を多用するのが特徴的。(師匠・中村能三の教え。「翻訳は、名詞だけを漢字にしろ、あとは、みんな仮名でよろしい」)
    戦後の職業変遷についての話が比較的面白い。
    「ジプシー・ローズをしのぶ」
    「G線上...続きを読む
  • 田中小実昌ベスト・エッセイ
    昭和軽薄体とは世代が少しずれるが、この著者もその系譜に連ねることができるのではないか?(むしろ先行者というべきか)