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牧師の家に生まれ、戦争では死にかけ、東大に入学しながらストリップ劇場に転がり込んだ男、田中小実昌、通称コミさん。香具師をやったり、米軍基地で働いたりしながら翻訳や創作を始め、いつの間にか直木賞作家に…?! そんなコミさんの、人に優しく「物語」に厳しいエッセイを精選。入門編にして決定版! コミさんの「目」は、今も輝きを失っていない。
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Posted by ブクログ
物(ブツ)としても面白い人のエッセイ。雑誌でサラッと読めるような軽い文体てここら辺から始まってんのかな
戦後の混乱期に、ストリップ劇場や米軍基地で働いたり、香具師をしたりと、色川武大と同じタイプの作家。 平仮名を多用するのが特徴的。(師匠・中村能三の教え。「翻訳は、名詞だけを漢字にしろ、あとは、みんな仮名でよろしい」) 戦後の職業変遷についての話が比較的面白い。 「ジプシー・ローズをしのぶ」 「G線上...続きを読むのアリャ」
昭和軽薄体とは世代が少しずれるが、この著者もその系譜に連ねることができるのではないか?(むしろ先行者というべきか)
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