若林茂樹のレビュー一覧
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アダムスミスの見えざる手だけでは説明できない市場原理について、ダーウィンによる進化論をもとにした経済ロジックで個人の利益が集団の利益と相反する場合がある時にどのようにして最適な結論や選択を導いていくかを論じている。
リバタリアンについてあまり知らなかったけど、リバタリアンがどのような存在なのかもな...続きを読むPosted by ブクログ -
ダーウィンの競争過程の考え方は、個々の動物の利益と、種としてのより大きな利益はしばしば深刻に対立する。
「地位財」=その評価が背景にきわめて影響を受けやすい財(自動車、洋服、宝石といった目につきやすい財や、子孫を残すための投資など)
「非地位財」=評価に対する背景の影響が相対的に低い財(保険とい...続きを読むPosted by ブクログ -
A very short introductionと謳っているように、環境経済学の総論的な入門書。非常に読みやすく、短時間で基本的な概念を理解するのに適している。
筆者の主張を展開するというよりは、環境政策のアプローチの考え方と可能性・限界を紹介するに留まっている。Posted by ブクログ -
最近関心ある民主主義はどう終わるのかシリーズ。本書では、3つの壊れ方を示す。一つ目は「クーデターや政治的動乱」。これはまさに最近ミャンマーで起きたことを考えるとわかりやすい。ただ、著者が指摘する「成功するクーデター」は、「市民が知らないうちに、行動を起こす前に、権力移行が完了している」ものであり、ミ...続きを読むPosted by ブクログ
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心に残ったメモ
◇第一章-クーデタ
・一人当たりのGDPが8千ドル以上で民主主義が軍政化した例はない。
・民主主義を隠れ蓑にしたクーデタが存在する
民主主義が確立された国では民主主義とそれを転覆させる行為の境界が曖昧になっている
・二十一世紀は陰謀論の黄金時代になりつつある。
・陰謀論はポピュリズ...続きを読むPosted by ブクログ -
民主主義のこれからを考えるうえで勉強になる。
歴史的考察を踏まえ、色々な視点で現状の背景、そこから起こりうる事象を提示している。
民主主義は中年を迎えている。あとはどのように終焉するか。Posted by ブクログ -
ダーウィンとの関連がいまいちすっきりしない。要はこの利益は集団の利益と必ずしも一致しないと言う自然選択説を提示しているけれども何かしっくりこない。
純粋にリバタリアンに対する批判とその反証と読むとまぁ面白いかなと言う感じ。
ここに書かれているようにロジカルに政策が実施されればいいんだが実際はそんなこ...続きを読むPosted by ブクログ