マーガレット・ドラブルのレビュー一覧

  • 昏い水
    老人施設の調査研究を仕事にするフランチェスカ、とその息子で今はカナリア諸島に滞在中のクリストファーという二人の人物を軸にして、二人をめぐる家族、友人、知人が多彩に出入り、交錯する。短い章ごとに視点人物が入れ替わり、それぞれの視点で語られる挿話は、人物の内省やさりげない日常の断片であったり過去の回想で...続きを読む
  • 昏い水
    ちょっと波長が合わないというか、期待はずれだった。70歳のエネルギッシュな女性と、その周りの人々、それぞれの視点から書かれている。碾臼は共感できる部分は合ったけど。


    やっぱり生々しく、あからさますぎるんだな。自分語りのエゴの出方が自分は苦手だった。皮肉な感じも、スパイスとして素材の良さを引き立て...続きを読む