オールドグローバリゼーションとニューグローバリゼーション。
1990年以降、世界貿易に占めるG7の割合は低下し、中国、韓国、インド、ポーランド、インドネシア、タイが増えた。
オールドグローバリゼーションは、蒸気機関の発明による産業革命で物流コストの低下がきっかけ、ニューグローバリゼーションはIC
...続きを読むT革命によるアイデアの移転コストが低下したことがきっかけ。
オールドグローバリゼーションは選手のトレード、ニューグローバリゼーションはコーチの派遣。
次の革命は、人間の移動に変わるテレプレゼンスとロボット化で人間が移動するコストが低下するのと同じ効果が表れる。
比較優位が国単位ではなくなった。比較優位が無国籍化した。部品だけでもサプライチェーンの一躍を担えるとすると、世界経済に組み込まれることは容易になる。自国の能力だけで比較優位を確立することはできない。
北の発展は人口の増加によるもの。市場の規模の拡大が工業化のインセンティブになった。
ニューグローバリゼーションでは、北に近い部分のみに起こった。ダイソンは工場を移転したが、サービス部門は移転しなかったため、縮小しても雇用は守られた。先進国はサービス部門に特化した。
オールドグローバリゼーションではセクターレベルで比較優位が争われたが、ニューグローバリゼーションでは行程レベルで比較優位を生かせる。
賃金が上昇しても、貿易は減らない。サプライチェーンに組み込まれているから。
今後は生産は3Dプリンターでモノの移動もなくなる。
どこでも生産できるようになる。