よしだみどりのレビュー一覧

  • 知られざる「吉田松陰伝」 『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?
    宝島を書いたスティーブンスンは、ジキル博士とハイド氏の作者でもあった
    そのスティーブンスンが、吉田松陰の伝記を残していたというお話です。

    スティーブンスンの思いとしては、故国スコットランドがグレートブリテンに併合され、その圧迫下に置かれてきたことと関係があるようだ。
    日本において、列国からの干渉か...続きを読む
  • びんの悪魔
    ハワイ島に住んでいる男、話の中ではケアウエと呼ばれる水夫の世にも不思議で力強い物語。
    彼はサンフランシスコで、美しいお屋敷に住む男から一ぴきの小鬼が入っている瓶を買った。その瓶は、寿命を延ばす以外は持ち主の願い事をなんでも叶えてくれるという。ただ一つの欠点は、瓶を売る前に持ち主が死ぬと永遠に地獄の炎...続きを読む
  • びんの悪魔
    中編でも、読み応えあり!

    かきわけるように、物語のなかに進む・・・
    ときどきは、こわくなって、同じ場所で何度も足踏みしながら、
    進むのをやめられない。

    登場人物の行動におどろきながら、
    自分のこころと照らし合わせる。

    物語って、こうでなくちゃ。
  • びんの悪魔
    ハワイが舞台だと聞いて読んでみました。
    百ページで小学生でも読みやすい童話。
    スティーブンソンの書いたものにはずれはありませんね。日本語に訳されて良かった。良い物語でした。
  • びんの悪魔
    どんな願いでも叶うびん。びんの中には悪魔。
    ①誰かの不幸と引き換えになっている場合もある。
    ②買った値段よりも高く売らなければならない。
    ③そのびんを持ったまま死ぬと、永遠に地獄の炎で焼かれる。

    そのびんの最後の持ち主に自分がなれば、愛する人が救われる、それしか助ける方法はみつからない――だとした...続きを読む
  • びんの悪魔
    はらはらしながら読み進められて楽しかった。所要時間1時間半ほど。
    読んだ直後は「あーよかった」だけだったが、最後の訳者あとがきでこの物語の奥の深さに気づくことができた。
    宝くじを当てて人生が狂う人と同じように、主人公もおかしくなるかと思ったが人への愛情のためにそうはならなかった。これは自己犠牲、隣人...続きを読む
  • びんの悪魔
    何か教訓がありげな謎めいた雰囲気の本でつい手に取ってしまった。物語の鍵となる瓶は何を象徴してるんだろう?と考えさせられる。最後の展開は、教訓というよりも願望なのかなあと思った。
  • びんの悪魔
    19世紀末、船の時代に南太平洋の島々を舞台に書かれた話。ハワイはまだ独立国家でした。そのハワイにケアウエ(仮名)という男がいた。彼は船乗りで、サンフランシスコに立ち寄った際に美しい瓶を50ドルで買った。その瓶には悪魔が入って降り、持ち主の言うことは何でも叶えてくれるという。ただし、欠点がある。瓶の持...続きを読む
  • びんの悪魔
    ちょっぴり怖くて、だけど最後は・・・、
    最新のおとぎ話のような感じだった。

    おもしろかった!
  • 知られざる「吉田松陰伝」 『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?
    [ 内容 ]
    スティーヴンスン研究家である著者は、ある時、文豪の書いた一行に目が釘付けになった。
    そこには、彼がヨシダトラジロウの伝記を書いたと記されてあったからである。
    だとすると、それは国内の誰よりも早く、世界で初めて書かれた松陰伝ということになる。
    だがそれにしても、彼はいつ、どこの誰から松陰...続きを読む
  • びんの悪魔
    ボードゲーム『ボトルインプ』の元ネタということで一応読んでおかなくちゃなくらいの気持ちで読んだ。買った時より安く売らないと地獄に落ちるっていうことしか知らなかったけどまさかのラブストーリーだった。瓶の力で富を得て、その後最愛の人と結ばれるが、不治の病で死ぬか、もう一度瓶を探し求めるか。今がどんなに幸...続きを読む
  • 知られざる「吉田松陰伝」 『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?
    セルフサービスのおでん!を食べながら。(感想)吉田松陰のイメージが変わった。面白く読めた。でも、・・・と思うという著者の書き方が気になった。
  • びんの悪魔
    ハワイに住むある男が、船乗りになって生活していたが、ある時、こんな素敵な家に住めたらなぁ。と思うような立派な家の窓に、沈みきった顔の主人を見る。それが、運命の始まりだった。
    家の主人は、小さなびんがどんな願いも叶えてくれ、この家もこの豊かな暮らしも手に入れることが出来たのだという。しかし、びんの中に...続きを読む
  • 知られざる「吉田松陰伝」 『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?
    『宝島』で有名なスティーブンソンが、吉田松陰について綴ったことについて記述した一冊。

    日本で吉田松陰伝が書かれるよりも早かったというのも興味深いが、何より彼が海外の文豪にまで届く偉大な人物であったということが誇らしい。
  • 知られざる「吉田松陰伝」 『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?
    「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」を書いたあのイギリスの文豪スティーヴンスンが、それらの名著を書く前にその著書の中で「吉田松陰=ヨシダ トラジロウ」について書いている文章があった。 その背景をしらべた内容を書いた一冊。 面白い視点に立っています。
  • びんの悪魔
    ハワイの水夫ケアウエはカリフォルニアの立派な豪邸に住む男から50セントであるびんを譲り受ける。そのびんの悪魔は願い事をかなえてくれるが、その代償に・・・というお話です。

    最後のオチがいいですし、こういうゆったりしたお話を読むのはたまにはよいと思います。

    小学校中学年向け。