木内登英のレビュー一覧
-
相変わらずわかりやすいが、著者の他の本との比較で新味を求めたいところ。例えば、格差の議論(本当は格差拡大ではなくて成長の低下)などは、目から鱗で、過去との比較とか、もっと掘り下げて欲しかった。Posted by ブクログ
-
NRIのメルマガ時代から愛読していた内容。よく整理せれていて、とてもいい勉強になる。やはりトランプ政権はなんなのだろうか?そこそこ上手くいっていたけど、トランプがダメにしたというのが、本書で度々語られるストーリー。アメリカ大丈夫か?Posted by ブクログ
-
元日銀審議委員によるキャッシュレス本。日銀での経験を踏まえ、日本でキャッシュレス化を進めるためには、公的機関のリーダーシップが必要との主張には、共感するところが多い。日銀の中で正面からこういう議論をすると、嫌がられるんだろうな。NRIで出している著者のdaily report もおススメ。Posted by ブクログ
-
日本銀行の元審議委員の著書。当時の審議委員の中では佐藤氏と並んで黒田総裁・岩田副総裁に真っ向から対立していたが、その背景となる理論的根拠が丁寧に解説されている。翁所長、早川局長、木内審議委員とOBにこれだけ支持されない政策とは…Posted by ブクログ
-
中国がなぜデジタル人民元の発行を急ぐのか?
デジタル人民元が採用されたらどうなるか?
など様々な角度から書かれていて面白いPosted by ブクログ -
フェイスブックが発表したデジタル通貨のリブラが世界の金融に与える影響を考察した一冊。万全の準備で受け入れるべきというスタンスでメリットとリスクの両論を併記してくれているのは勉強する上で助かる。ただ、金融の前提知識が乏しい自分にはやや難しい部分も。特に中銀デジタル通貨の話は理解が追い付かず…Posted by ブクログ
-
通貨は大きく分けて、法定通貨と民間デジタル通貨の2種、さらにデジタル通貨の口座型とオフライン型がある。本書によると、中国で通貨のデジタル化が進んだ要因の一つとして、偽札や強奪など、犯罪面を防ぐ意図があったと考えられる。(その意味で日本の現金率の高さ、は治安、安全が高い根拠となる)また、人民元の普及...続きを読むPosted by ブクログ
-
米国の金融覇権に対抗し、中銀デジタル通貨の発行で“人民元通貨圏”の形成を目論む中国。その切り札である「デジタル人民元」の実態に、元日銀審議委員が迫る書籍。
中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨を「中銀デジタル通貨」と呼ぶ。
中国は、2022年の冬季北京五輪での披露を目指してデジタル人民元の発行...続きを読むPosted by ブクログ -
全世界の通貨がリブラで代替出来るとすれば、革命的な世の中になると思う反面、リブラ一強の時代になる事を各国が黙ってみているはずもない。
CBDCと相関関係になるような設計で生き残るのではなかろうか。
もはやリブラという物さえ存在していないが、間違いなくデジタル革命は起こり金融業界は劇的な変化を遂げる序...続きを読むPosted by ブクログ -
リブラについて執筆時点での概要が詳しく記述されている。一方でリブラを取り巻く環境は目まぐるしく変わっているので、記述されていた内容も時間と一緒に的を得なくなっていまいそうな気もする。Posted by ブクログ
-
プラットフォーマーが提供するウェブ閲覧・検索、SNS などのネットサービスの多くは「無料」で利用できる。しかしユーザーは、知らないうちに個人データを利用される、SNSを通じて考え方を誘導されるなど、大きな対価を払っている。
プラットフォーマーは「場」を提供するだけで、ユーザーの投稿には関知しないの...続きを読むPosted by ブクログ -
ブロックチェーン・ビットコインの話もあるが、本書の本筋は「銀行」そのものがどういう変化をしていくのか?の話。
お金そのものの変化がこれからどうなるのか?
本書では「案外、現金がまだまだ残って、電子マネー化は時間がかかる」旨が書かれている。
単純に保守的という話でない。
日本の文化的背景や、現在の銀行...続きを読むPosted by ブクログ -
実はそこまで興味がなかったのだけど、、、読んでおこうかなという感じで手に取りました
知りたい事は多く書かれていましたね
箇条書きに書くと以下のような感じ
・主要法定通貨のバスケット価格と連動するためにビットコインのようにボラティリティが高くない
※これが一番知りたかった
・リブラのような暗号通...続きを読むPosted by ブクログ -
(国民)国家から見れば、facebookはライバルなのだろう。歴史的に見て、国家は最近の出現であり、その国家を超える存在が生まれるのも、また歴史的必然だろう。Posted by ブクログ
-
物騒なタイトルですが、昨今の非伝統的な金融政策によって歪が発生している世の中を、多角的な視点で解説してくれてます。
レイ・ダリオが小難しく言ってることを、私のよな凡人でも理解できる形にしてくれている1冊です。
『マイナス金利』という書籍と並行して読んだのもあってか、今の世の中(金融・経済)がかなり...続きを読むPosted by ブクログ -
「デジタル通貨」の現状、可能性、課題などについて
の解説。
民間銀行も新しい金融サービスに参入しないわけにいかないが、参入すればジレンマに遭遇する。
例えば、デジタル通貨がクレジットカードに代わって利用されれば、預金決済で得られるはずの手数料を失うことになる。
また、フィンテック企業は、銀行システ...続きを読むPosted by ブクログ