橋本勝雄のレビュー一覧
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19世紀イタリアの怪奇短編集です。今までこのような古典アンソロジーは無かったのではないでしょうか。やや古さは感じるものの、さすが光文社古典新訳文庫、飽きずに読み進める事ができます。二重人格もの「木苺のなかの魂」怨霊が迫る「ファ・ゴア・ニの幽霊」が良かった。Posted by ブクログ
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読み応えある9作家の短編集。
怪奇幻想といっても幽霊…SFなど種類が分かれているので、ネタバレが大丈夫な方であれば最初の説明書きを読んで興味のある話から読み進めるもよし。順番に読むもよし。
どの作家も日本での知名度が高くない分、素敵な宝物に偶然出会った感覚を味わえること間違いなし。Posted by ブクログ -
19世紀後半の、日本では全く知られていないイタリアの作家たちによる幻想短編集。
怪奇小説であっても全体的にあまり暗いトーンを感じず、明るい雰囲気がある。
無数の作品から選び出したアンソロジーなのだろうから、確かに様々なアイディアによる短編が集まっており、それはなかなか楽しい。が、「これは」と身...続きを読むPosted by ブクログ