津久井五月のレビュー一覧
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植物を演算に応用する技術が発展した近未来東京の物語。
SFとは画であると思い知らされる。全てを理解しているわけではないが、それでも頭の中に広がるイメージの強烈さ。それが静謐な文章と相まって清々しい印象を与える。
いつもと違う部分の脳が刺激され、それが実に心地よい。Posted by ブクログ -
植物を計算資源に取り込むというアイデアが面白い。実現できれば地球温暖化の対策と一石二鳥な気がするけど、作中で書かれている通り、これはこれでいろいろな問題が出てくるんだろう。Posted by ブクログ
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ハヤカワ文庫のコンテストで秀作ということで、購入。
人類も結局動物の一部であるのだ、という視点はSF作品上でもさることながら、私たちも日常生活レベルでは決して持つことがないため、それに気付かされる作品であるという点で特徴的だと思う。Posted by ブクログ