フェリクス・J・パルマのレビュー一覧
-
いやあ、楽しませていただきました!
これはしかし時の地図とせっとで4巻として
読んだ方がいいかもしれません、
というわけで 4巻の累積で5つ星
連作短編というわけでもなく、非常に巧妙にいくつかの
エピソードが連携していて、語り口なども
工夫がこらしてあって、、、
まあ、ここまで楽しませて頂ければ...続きを読むPosted by ブクログ -
「時の地図」の続編。前作と同じくH・G・ウェルズが狂言回しを演じ、上巻は殆ど「遊星からの物体X」の19世紀版。それはそれで面白いけど、同時進行する時間の帝王ギリアム・マリーとアメリカのお嬢様エマ・ハーロウの恋愛ヨタ話は何処でどう物体Xと絡んでSFになるの?と心配しながら読み進んでいると、下巻でチャー...続きを読むPosted by ブクログ
-
存分に楽しませて頂きました。
感の良い人は冒頭で仕掛けに気が付くかも知れないけど、僕はまったく。どこに行くか判らないまま僕は上手いこと著者の手のひらの上で転がされました。Posted by ブクログ -
〈怪物〉を名乗る人物に娘を誘拐され、3つの課題をやり遂げなければ娘に同じことをした末に殺すと脅されるディエゴ。それは彼が書いた小説を模倣していて‥‥。
課題の内容がおぞましくて気持ち悪くて、早く解決して欲しいという思いで一気読み。『クリミナルマインド』みたいだけど、警察がそこまで優秀じゃない。ディ...続きを読むPosted by ブクログ -
殺戮と逃亡、その中で芽生えはぐくまれた愛、
征服の末の隷従、蹂躙と絶望
・・・からの伏線回収で大団円(?)
それまでの長さからすると、タネ明かしになるパートは
あっさりしているように見えるが
カバーの絵を見直せば、この物語が誰のためのものだったか
何に向けたメッセージか分かる。
何が起ころうとも、ど...続きを読むPosted by ブクログ -
「時の地図」の続編。今回もH.G.ウェルズが活躍する。その他にもいろいろなSF映画や小説の小ネタがこっそりばらまかれていて楽しい。ただし「時の地図」を読んでない人は絶対に読んじゃダメ。
読後の爽快感は前作より落ちるかな?でも関係なさそうな伏線がしっかり最後は解決されていて上巻を読み返したりしてしまっ...続きを読むPosted by ブクログ -
飛行物体から現れた三本足の戦闘マシンによりロンドンは壊滅状態に。下水道に逃げ込んだH・G・ウエルズらはそこで意外な事実を知ることに。
相変わらずの絶妙な語り口と超展開の連続にページを繰る手が止まらない。やりつくされた感もあるラストだが、序盤からの違和感が解消されていく怒涛の展開は見事。Posted by ブクログ -
1898年、小説『宇宙戦争』を発表して大好評を得たH.G.ウエルズは自然史博物館の奥深くに眠る”火星人”の遺体に遭遇する。一方その70年前、南氷洋で船は氷に閉ざされた南極探検船では奇妙な飛行物体に乗って現われた怪物との死闘が繰り広げられていた……。
前作『時の地図』同様に実在の人物、事件と虚構が入り...続きを読むPosted by ブクログ -
作家の娘が誘拐され、彼の作品通りの過酷な課題をこなさなくてはならない、、と言うのだが、本人も警部達も緊迫感が伝わってこない。登場人物それぞれが詳しく書かれていてそれだけで疲れてくる。それでもどこに伏線が張ってあるのか、読み飛ばす訳にはいかない。Posted by ブクログ
-
『時の地図』の続編ということで手を出す。
南極激闘編、長い!これを少し膨らませれば
冒険、パニック、スプラッタで1作品分になる。
しかし、前作同様、歴史上の実在の人物とフィクションを
織り交ぜながら進む物語に下巻が楽しみ。
たぶんあれだけ長い第一部も、
どんでん返しや伏線として
なんらかウェルズの方...続きを読むPosted by ブクログ -
前作同様どんでん返しの末に落ち着いてくれるかと思って頑張って読んだけど落ち着かなかったー!SFのまま終わったわ。それはそれで好きなジャンルなのでいいけども、ね。Posted by ブクログ
-
結局前作に続き読み始めてしまった。案の定長い。長ったらしい。一ペジ丸々飛ばせるぞ。おい。でも、前作同様下巻でどう引っ掻き回してくれるか、期待してしまっている。がんばれー俺。Posted by ブクログ
-
前作「時の地図」がとっても面白かったので、何とあの続編が!と期待に満ち満ちて読み出したのだが…。うーん、どうだろう。
「時の地図」は名作SFを換骨奪胎したおふざけが本当に楽しく、最後には正当派SFらしい大きなまなざしが感じられて、いたく感心した。本作でも「宇宙戦争」をはじめとするよく知られたSFが...続きを読むPosted by ブクログ