中西智明のレビュー一覧
-
帯の言葉通り、まさに「幻の&マジカル新本格」
これほどまでに美しい”本格型叙述トリック”にはそうそうお目にかかれない。
人間だと思わせて実は動物だったというジャブを食らわせてからの、
三つのバラバラな”殺犬”事件と思わせておいて、実は被害犬は全て同じという究極のミッシングリング。
マリーのユカへの...続きを読むPosted by ブクログ -
新本格ミステリ全盛期の名作。マリー、裕二、純、3件の連続無差別殺人事件が見事に消失する。最後に明かされる驚きの真相まで一気読み間違いなし!Posted by ブクログ
-
探偵雷津が新寺にしかけた悪ふざけは何となく読めた。
実は、著者のことばの「無差別殺人(もちろん本当はそうではありませんよ)」
からすでに始まっていたことにびっくり!でもそれだけじゃなかった!!
自作解説の「今後、同じテーマのミステリを読むたびに、本書の解決が頭を
よぎることでしょう。」が憎い。Posted by ブクログ -
連続殺人?死体消失?ミステリでさんざん手垢がつけられて、有名作品がすぐ口から出てくる。そんなミステリファンにこそ読んでほしい一冊。消失。まさにタイトル通りまるでマジックのような展開りPosted by ブクログ
-
死体と犯人が消えた?! まるで手品を見ているような物語 新本格ミステリーの隠れた名作 #消失!
■あらすじ
赤毛の人々が数多く住む街で事件は発生した。美しい赤毛の持ち主ばかりが次々と殺害され、なんと死体と犯人が消失してしまう。何故死体は消失したのか、いったい犯人は誰なのか…
■レビュー
これは確...続きを読むPosted by ブクログ -
ところどころ「ん?」と思うところはあった。
(裕二が3歳なのに一人で夕飯時まで外をうろついてるとか普通にあり得ない)
だけど、そもそも「『連続』殺『人』事件じゃない」ってところまでは行きつけなかった……。
真犯人が明かされるところはちょっと拍子抜け。驚いて脳が付いていかなかったのかな。。
わりとボリ...続きを読むPosted by ブクログ -
ミステリーサイトなどで、度々この作品の名前が挙がっている認識はあったので、いつか読んでみたいと思っていた作品でした。
赤毛の人々が住む街で、赤毛を持つマリー・裕二・純が殺され、現場からは死体、凶器、犯人が消えていると、タイトル通り「消失」を謎解く作品となっています。
色々と評価が分かれるだろうな...続きを読むPosted by ブクログ -
前々から読んでみたいと思っていた本です。
何の前情報もなく読んでよかったと思うので内容には触れません。大学生が書いたものだと思うとすごいです。おいしかったです。ごちそうさまでした。Posted by ブクログ -
前評判通り、とても面白かった!
僕は三回騙されましたf^_^;)
ラストもかなり好きです。
ミステリ好きなら一度は読まないといけない作品だと思います。
ただ色々な要素を詰め込みすぎで、少しバランスが悪いように感じました。
なので、星四つ。Posted by ブクログ -
赤毛の持ち主ばかりを殺害する犯人の意図は?また、被害者及び犯人と思われる黒ずくめの人物は、目撃された後忽然と消失してしまう…複数回どんでん返しがあるので、完全にだまされました。Posted by ブクログ
-
実に香ばしい。
新本格っぽく読者をあっと言わせるオチに関しては保証します。
「新本格っぽく」なんて言ったら物議かもしちゃいそうなので流して下さい。
ただ、薄々読めはした。三人同一人物までは予想立てた。Posted by ブクログ -
高塔市―赤毛の人々が数多く住む奇妙な街で、その事件は起こった。美しい赤毛の持ち主ばかりを次々に殺害し、忽然と「消失!」する黒ずくめの男の謎。痕跡ゼロ、関連性ゼロの完全犯罪に名探偵新寺仁が挑む!ミステリマニアの間で伝説と化していた本書が今また甦る。<BOOKデータベースより>
稀代のバカミス、ある...続きを読むPosted by ブクログ -
ずっと読んで見たかったけど、絶版で読めなかったのがいつの間にか復刊されていたのでやっと読めた。
何だか1冊しか出していないのが勿体ない。
少しインパクトは弱いかもしれないけれど、面白かった。
トリックがちょっと弱いかなぁとは思うけれど、全体のしかけが面白かったのでまあ良いかな。Posted by ブクログ -
えええっ~!・・・・・・。
そ、そうなの、大事なことはきちんと最初に言ってよね、
いや聞かなかった僕も悪いけど。でもさ、聞かないよね、
その話し方じゃさ。て感じ。
バカミスはまあいい過ぎか。うん、面白かったよ、読みやすいし。
ホント、煙に巻かれた?書き方ひとづでこんなの出来ちゃうんだな・・
すごい...続きを読むPosted by ブクログ -
あまり予備知識を入れて欲しくない作品です。メイントリックは本当に度肝を抜かれました。
「ミステリー史上に残る傑作」と謳われていますが、文章に稚拙な部分が見受けられますし、最後のオチも強引な感じが否めないので、完成度はイマイチだと思います。Posted by ブクログ -
巻末の作者本人によるあとがきと自作解説でもうお腹いっぱい、もっと言うなら「うんざり」な気分にさせられる。ミステリ研の会誌に掲載され仲間内で「おお、○○氏すごいじゃん」と盛り上がってればいいのでは?
これが“ミステリマニアの間で伝説と化して”いたというならミステリマニアってなんなのだろう。講談社ノベ...続きを読むPosted by ブクログ -
赤毛を狙った“連続”“殺人”事件………
事件の解決のため、探偵・新寺仁と助手・雷津が動く!!
どんでん返しの連続で、ビックリした。
ビックリしすぎて、開いた口が塞がらなかった。
一生懸命考えながら読んでたのに、無理だ。
犯人わかるわけない。
騙されないわけがない。
最後も不穏な感じで終わって...続きを読むPosted by ブクログ