阿津川辰海のレビュー一覧
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今まで読んだ館ものの中でもかなり大掛かりな仕掛けを持った作品でした。そのためかちょっと現実感に欠けた感じを持ってしまった。
珍しく早い時点で犯人当てができたのが嬉しい。
せっかくの芸術家一家にまつわるお話だったので、もう少しアートがクローズアップされたら個人的にはもっと好きだったかも。Posted by ブクログ -
土塔雷蔵を始めとして子供達も芸術家で、黄土館に集まった機会を捉えて殺人を企てする犯人。地震、交換殺人、作家が残した黄土館を舞台にしたミステリーが少し形を変えて実行される。トリックも思いもよらなかった仕掛けと地震が創り出した偶然がミックスされ謎解きのハードルをあげている。Posted by ブクログ
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【2024年90冊目】
帰国子女の心細いフライトの旅、取り壊している下宿から見つかった御札と交錯する人々の思い、運命か作為か二人の男女、浮気と妊娠妻、消えたタイムカプセル、マスターと正しい世界。非日常アンソロジー!
「物語の力を信じる作家たち」6人による謎をテーマにしたアンソロジー。それぞれの作家...続きを読むPosted by ブクログ -
山火事が広がって屋敷に閉じ込められるくだりと、探偵にやたらこだわる感じにどうも違和感を感じました。
後半大きく展開が変わっていきますがそれまでが長く感じてしまいました。
シリーズもので他の作品の評価は高いようなので期待したいです。Posted by ブクログ