遠藤遼のレビュー一覧

  • 晴明の事件帖 消えた帝と京の闇
    清明の相棒といえば、「源博雅」が一般的だと思うけど
    今回は藤原実資。初めて知る人物で「日記之家」の方らしい。
    相棒が博雅だろうが、実資だろうが、清明の相棒という意味では同じなので
    特に違和感なく読めた。
    蘆屋道満VS清明の陰陽師対決の構造の裏に道満の優しさが描かれており
    「道満よ、その通り!」と思っ...続きを読む
  • 京都伏見・平安旅館 神様見習いのまかない飯

    涙…涙….

    訳ありの人(幽霊も)が、やって来る旅館で、色々なお客さんと関わって行く事で、自分自身も、再生していく….主人公の話。
    どの話も、深くて、じーんとしたけれど、最後の話は、号泣……
  • 奈良町あやかし万葉茶房 : 2

    よきかな、美しきかな……

    古典の勉強ではなく、万葉集を、じっくり味わおう。
    日本の歴史も、楽しく、辿ってみたい。
    そして、奈良に行ってみたくなった。

  • 奈良町あやかし万葉茶房 : 1

    うわっ!凄い!

    あやかしと、人間とが集う、茶房。
    主人公が、口ずさむ万葉集の歌が、言霊になって、あやかし達を、癒す。
    何だか、急に、万葉集が、読みたくなった。
    学校の授業で習う、古典としてではなく、しみじみと、味わって、読んでみたい。
  • 鎌倉あやかしシェアハウス

    あら、面白い。

    この作者の作品は、平安時代のお話が、面白かったのだけれど、現代のお話も、結構、面白く、読めました。
    人ならざる者達と、それが見える人間が、織り成す日々の出来事が、心に響きました。
  • 平安謎解き歌ごよみ 在原業平とくちなしの女房

    華麗な平安時代絵巻

    この作者の描く、平安時代絵巻が、素敵です。
    実在の人物と歌を、散りばめながら、語られるお話が、この時代、こんなことが、有ったかも、と、思わせられて、引き込まれます。
  • 星降り温泉郷 あやかし旅館の新米仲居はじめました。

    楽しく、読みました。

    実は、作者の平安時代の陰陽師について書かれた小説が、面白くて、他の作品も読んでみようと思って、購入したのが、この本でした。
    似たような設定のお話が、結構あるけれど、この作者ならではの、色々な宝箱的なものが、あちこちに散りばめられていて、それを開けながら、なかなか楽しめました。
  • 京都祇園 神さま双子のおばんざい処

    重くて、深い……

    表紙の絵と、タイトルから、今風の軽いお話かと、思って読んだら、まさかの、重くて、深~いお話でした。
    それぞれの人生も、お料理も、とても、重くて、深くて、考え込んでしまいました。
    さぁ、あなたは、どう生きる?って、聞かれているような気がします。
  • 星降り温泉郷 あやかし旅館の新米仲居はじめました。
    あやかしが見えると言う他の人に理解してもらえない力を持ってしまった静姫。誰にも相談できずに、恐ろしい思いをしてきたら、あやかしが苦手になるのも当然かも。それでも、旅館で働き出してからは、同僚や客から逃げ出さずにちゃんと見ている静姫が気持ちいい。「あやかしだから...」なんて言わない感じが。最初はツン...続きを読む
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業の来世サポート~
    保険の営業マンと陰陽師。全く違う2つの顔を持つ真備の話。どちらの仕事をしているかで、雰囲気が変わるのが楽しい。どちらの時も優しい感じは変わらないけれど。桜子との関係はかなりスローペース。真備の鈍感さはかなり強力だから、周りを巻き込まないと難しいかも。と思いつつも、桜子を応援したくなった。
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業の来世サポート~
    保険の解説勉強になります!自分の保険契約の時、確かにそんな話聞いたなぁ〜、と思いながらも、今の今まで思い出さなかった。真備強すぎ、少しはピンチにならないと逆に詰まらないような。桜子の気持ちにイマイチ鈍感な真備君、陰陽師の時とギャップを感じてかわいい。
  • 鎌倉お寺ごはん あじさい亭の典座さん
    精進料理の店で働きたいと押し掛けた空也。最初は精進料理のイメージではないな。と思ったけれど、人のことを考えてその人たちのために行動するところを見ると、そんなことないかも。と思い始めた。素直な空也は、料理に真摯に向き合う竜玄と一緒に成長していきそう。不思議なことも何度か起きたけれど、ここではそんなこと...続きを読む
  • 浅草洋食亭のしあわせごはん 想いをつなぐ三姉妹ランチ
    姉妹で切り盛りする普通(?)の洋食屋の話。助けが必要な人の手助けをする、温かいお店。
    そんなお店には「なんでもできる力」ではないけれど、それぞれ不思議な力を持っている三姉妹がいて、常連さんたちもそれを受け入れている...。とにかく温かい話だった。助けたい。という気持ちが伝わってきて...。出てくる料...続きを読む
  • 奈良町あやかし万葉茶房 : 1
    ならまちが舞台、万葉集の歌がピンポイントで出てくる、あやかしと人間のハートフルストーリー、と個人的にはツボな設定てんこ盛りでよかった。
    登場人物みんないい人で、安心して読めるのもいい。和みたいときにオススメの本。
  • 奈良町あやかし万葉茶房 : 1
    奈良が舞台で万葉集が出てくる本ってなかなかないからすごく新鮮だった!設定はありがちかもしれないけど、いろんなあやかしが出てくるのは楽しいし、周りの人の正体もなるほどな〜って納得しました。吉野さんすきだな〜!あと女子たちがとてもかわいい。
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業のお祓い日報~
    保険営業と陰陽師のお仕事小説。嫌味を言う上司が生霊になって家にまで付いてくるとか嫌だー!以前住んでいた場所の近くなので懐かしい地名がたくさん出てきて親しみをもってしまった。保険営業としてはまだまだだけど、陰陽師としては凄腕の真備君。姉弟子のゆかりに式神の梨華との陰陽師のお仕事場面かっこいい。清楚なお...続きを読む
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業の来世サポート~
    週末陰陽師シリーズの2冊目。
    1巻目が面白かったので購入。

    相変わらずこのシリーズは勉強になります。

    夫が亡くなった場合の家庭の支出はそれまでの約7割になるとか、普通に働いている場合どの程度の入院費が出るように設定するとよいのかなど、本書を読むだけで保険についてかなり詳しくなります。

    自分は遺...続きを読む
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業のお祓い日報~
    平日は保険の営業員、休日は陰陽師という主人公の物語。

    ライトノベルで経済小説ってあまりなくて珍しいなというのがは始めの感想。

    保険は大きく分けると3つしかないこと、外資系と国内系の保険会社のサービスの違い、悪いなど、保健の内容や営業についても良く知れる勉強にもなる小説。

    世界観が非常に作り込ま...続きを読む
  • 鎌倉お寺ごはん あじさい亭の典座さん
    鎌倉という土地も、竜玄さんが語る精進料理のお話も奥が深くて面白かった。ひとつの道を極める人は素敵だと思う。
  • 平安あかしあやかし陰陽師 怪鳥放たれしは京の都
    安倍晴明が上司に使われているので、安倍晴明ファンはモヤモヤするかもしれません。お話の運びはもっとスピード感があると楽しかったかも。