アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリのレビュー一覧

  • 星の王子さま
    奥行き深い。
    読み返す度、子供時代に失った何かに浸れる、大人のための本。
    分量もちょうどよく、読みやすい。
  • 星の王子さま
    新訳読み比べをしているので、その観点から。
    翻訳とフランス語を生業としている方の作品です。 接続法やら複雑な過去形から成り立つフランス語を 原文に近い形で読みたければ、言語学者のものがよいかも。王子様のセリフが相手によって丁寧になったりカジュアルになったりと書き分けられているのが他にはなかった特徴...続きを読む
  • 星の王子さま
    間違いなく名作。子ども向けでもあり、大人向けでもある。

    作者自身が偵察飛行中に地中海で消息を絶ったというのがなんとも皮肉のようであり、しかし彼も王子さまのようにどこかに旅に出たのではと思ってしまう。

    満天の星のなかでバラはどうしているだろう。羊の口輪は頼りなげに、それでも巻きついているだろうか。...続きを読む
  • 夜間飛行
    空を飛ぶということ、本当になんて不可解なことだろうと思います。しかも、夜に。何も見えない中、自分の力の及ばない物に立ち向かわなくてはならない状況、そしてそれを強いるものと受け入れていくものと、結果。心の土に水をやるように染み入ってきた本でした。
  • 星の王子さま
    なんだか有名な一冊

    子供の視点から見た大人の価値観を子供ってぽい星の王子さまが感じたことを表現するのだが、逆に皮肉っぽいのがいい。

    大人は量をみる、子供は質をみる
    大人はものを見る、子供は心をみる

    王子さまといろいろな星にいる住人との対話が大人社会の価値観を不思議に感じている部分が大人...続きを読む
  • 夜間飛行
    こんなに胸に焼き付いて離れないラストもないです。リヴィエールが好きすぎる。
    すごくすごく大切な一冊。
  • 夜間飛行
    思ってたものと違っていました。
    「星の王子さま」しか読んだことなかったのでそれとは正反対な感じがして意外でした。
    しかし「星の王子さま」を子どもの時と大人の時に読んで感想や刺さる言葉が違ったように「夜間飛行」も今の私が読んだ感想と10年後、20年後に読んだ時とでは感じ方が違うと思います。そういう部分...続きを読む
  • 夜間飛行
    リヴィエールの苦悩、ファビアンの苦闘。
    老境に入ってなお南方航路の責任を一手に引き受ける孤独な指揮官。
    職務への誇りを持って悪天を抜けようとする郵便飛行士。
    決してハッピーエンドではないが、そこには人間の尊厳や誇り、勇気の美しさがありありと描かれている。
    個人的には、ロビノーと飛行士ペルランの逸話が...続きを読む
  • 夜間飛行
    夜間飛行・・・・あらすじだけ知っているつもりだったけど、記憶のそれは間違いでした。
    やりきれない、喉元に何か引っかかっているような読後感だけど、読んで良かった。
  • 星の王子さま
    和訳が他の出版社より少しかたくて残念だったかも!最初から他のじっくり読み比べて買えばよかった><
    けど内容は素敵で深くてちょっと悲しくてファンシーだった☆で、未だにこの内容、サン=テグジュぺリが伝えたかった事。完全には理解できてないと思う。最後まで、未だに謎を多く残すこの読み物。
    だから色々と未だに...続きを読む
  • 星の王子さま
    言わずと知れた名作。近年、訳権等の問題がクリアされ沢山の新訳が出版されました。本書はそのひとつ。友人に薦められて読みました。子どもよりも大人が読むべき本かもしれませんね。
  • 星の王子さま
    一見子供向けのように見えますが、大人向けに書かれた本だと思います。子供には難しい。挿絵はジャンプの『ピューと吹くジャガー』のジャガーさんに似ています。これがモデルだったのか。
  • 夜間飛行
    「彼はサン・フリアンのほうを振り返った。それはもはや一握りの光にすぎなかった。ついで、一握りのまたたく星となった。やがて、塵のように消えてゆき、それが最後に彼の心を誘った。」
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    「おそらく、これはわかりきったことだ。芝生とたえず戦う庭師とおなじなのだ。庭師は、た...続きを読む
  • 星の王子さま
    箱根の星の王子さまミュージアムに行って、多くの人によって翻訳がなされていることを知って、小学生の時に別の翻訳者で読んだこの本を手に取った。
    小学生だった自分にはいまいちよく分からなかった本だったけれど、今は色々と分かるようになって、読んでいるうちに気づかされうことも多く、嬉しく思いながらも、少し悲し...続きを読む
  • 星の王子さま
    子どものためのようで、大人のための本って、ことで読んでみた。

    命や人のタイプについて描いた本かな。

    抽象的過ぎる部分は、想像力のない私にはイメージ沸かなかった。
    もう2回くらい読めばよいのか。