村中璃子のレビュー一覧

  • 10万個の子宮
    ちょうど娘宛に市から
    「HPVワクチンのお知らせ」が届いたところ
    だったので気になり読んでみました。

    知識を得ることが、できよかった。
    やはりテレビで流されることだけが
    真実ではないし、鵜呑みにしないように。
    視聴者側にどう思ってほしいかなど
    何か意図があって作られていることも
    多いと思った。
    ...続きを読む
  • 10万個の子宮
    良著
    子宮頸がんワクチンの副反応を訴えている医師や専門家が発表していることを、論理とエビデンスで論破し、副反応とは言えないことを主張。
    やりとりや反論の考え方、エビデンスを細かく記載しており、論理的。逆に薬害と訴える方は、被害者(と言われる)の方々の症状で、統計学的なエビデンスに欠けることが分かった...続きを読む
  • 10万個の子宮
    書店の陳列棚で気になってはいたものを、この度、竹内ブックガイドで勧められているのを契機に、これは読んどかないとと改めて自覚。根拠のないワクチン否定とか啓蒙とは次元が違っていて、本書が然るべきところではきちんと評価されているというのが素晴らしい。相対的に浮き彫りになるのは、依然としてワクチン後進国とし...続きを読む
  • 10万個の子宮
    子宮頸がんワクチンをめぐる一連の騒動と事実を、真摯に誠実に追った貴重な一冊。

    この一冊を書くまでに、事実を知るにつれどれだけ心折れそうになったことだろう。それでも、追い続け書き続けて、そして一冊の本として残してくれたことに感謝しかない。

    この手の話で憤りを感じるのは、いい加減にデータを踏みにじる...続きを読む
  • 10万個の子宮
    HPV子宮頸がんワクチンをめぐる日本の論争を知るのに適した一冊。研究倫理の問題も関わっているので、生命倫理に関心のある人にはお勧め。
  • 10万個の子宮
    医師でありジャーナリストでもある著者が、子宮頸がんワクチンの接種停止を批判する書。よく取材しているし、科学的かつ学術的に主張を展開しており、説得力がある。久々に出合った感動的な本である。著者は、海外への発信力もあり、すばらしい人物だと思う。
    本書を批判する人たちは、ジョン・マドックス賞を授与した「...続きを読む
  • 10万個の子宮
    子宮頸がんワクチンについては、時系列を完全に追えず、断片的な知識しかないことが前から非常に気になっていた。ワクチンを専門とする医師の講演を聞いても、ただでさえワクチンについては世界に遅れをとっていた日本だが、子宮頸がんワクチン薬害騒動がワクチン普及をさらに何年も遅らせたと悔しげに話す。その経緯がきち...続きを読む
  • 10万個の子宮
    よく言ってくれた.普通の医者だったらけいれんの動画を見ただけで詐病ってわかると思うけどなあ.何でワクチンの副作用と主張する医者がいるんだろ?しかも偉いさんに.
  • 10万個の子宮
    詐病ならいいけれど,患者さんが原因を偽ることで本当にすべき治療が遅れるのならそれはこわいことだと感じていました.でも事態はもっとひどいことだったのですね.朝日新聞を取るのをやめようかとも思いました.マスコミは本当に信用ならない.もっとこの本が読まれることを祈ってます.
  • 10万個の子宮
    色々と騒がれていた中、イギリスで賞をとったとのニュースを聞きました。
    子宮頸癌ワクチンの問題は、医療の問題ではなく日本社会の縮図であるという著者の考えに賛同できます。
    年ごろのお子さんをお持ちの方には、ぜひ読んでいただきたい一冊。そして、お子さんのためにご家族で考えて見る必要がある課題だと思いました...続きを読む
  • 10万個の子宮
    日本人初の受賞も国内メディアはあまり取り上げず。深すぎる闇。もう国内の報道には触れんでもええんかもしらん。
  • 10万個の子宮
    子宮頚がんワクチンに薬害があるとする主張に対して、この本は色々な観点から科学的、医療的な観点から丁寧に反証していきつつ、薬害問題が起きる社会的な背景を鋭く指摘している。
    世のニュースやらsnsやらで薬害を主張する人は須らく陰謀論的で大雑把であることと比べると、筆者はとても誠実で公正である。
    自分は医...続きを読む
  • 10万個の子宮
    科学誌「ネイチャー」などが主催しているジョン・マドックス賞を日本人として初めて受賞した著者渾身の一冊です。タイトルの「10万個の子宮」には、日本だけで、毎年3000の命と1万の子宮が子宮頸がんにより失われており、ワクチン被害者の会による国家賠償請求訴訟が終わるまでに10年かかると言われていて、つまり...続きを読む
  • 10万個の子宮
    ワクチンの副作用も一部にあるけど、全体では益がある、という話かと思ってたら、ワクチンなくても発生する症状がワクチンのせいにされている、というもっと深刻な話だった。著者はややエキセントリックな方なのかと遠巻きに見ていたが、これはやむを得ないと思った。官も学もメディアもなかなか強くポジションを取らない状...続きを読む
  • 10万個の子宮
    本作は、医師兼ジャーナリストの村中璃子氏による、いわゆる「子宮頸がんワクチン」問題に鋭く切り込む作品です。その趣旨は、「子宮頸がんワクチン副作用」は言わば「つくられた」ものだ、というものです。ちなみに、2012年から開始された、ジョン・マドックス賞を日本人として初めて受賞。

    ・・・
    本作クライマッ...続きを読む
  • 10万個の子宮
    2021年に子宮頸がんワクチンの存在を知り、打とうと思った時にネットで副反応などマイナスな情報で多く溢れていたのを見て、ためらっていた。書いた方が賞をいただいた女医だと拝見し、比較的に信頼できる本であると判断し拝読。ワクチンの副反応は接種対象となった少女年代の頻発する病気だと知り、病気の心理作用につ...続きを読む
  • 10万個の子宮
    HPVワクチンの被害の訴えを、客観的論理的に説明し、ワクチンが有害とはいえない、益が大きいと説明されている。読みやすい。
  • 新型コロナから見えた日本の弱点~国防としての感染症~

    良く言ってくれた

    石までの感染症の専門的でない視点で述べている。が、それでいて深い研究してきた知見が込められている。
    特に戦略的な国防という視点は秀逸である。一度読んでみる価値はある。
  • 10万個の子宮
    HANS:子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群:仮説でしかない、根拠は臨床経験
    心因性だからと片付けるのでなく丁寧に子供と向き合い話を聞いていく、抑圧されていた不安や不満が徐々に表出されるのをまつ、その状態に付き合い続ける。科学的に正しいことをこれが正しい診断です、と伝えたとしても治療の助けに...続きを読む
  • 10万個の子宮
    科学技術と、社会の受け止めの問題を描いた一冊。
    不安寄り添い村の発生は止めることができないのだろうか。
    科学技術による不幸の軽減を目指す人と、それを善意からとはいえ阻害する人。

    素直にこの本を読むと、そういう構造だが、本当にそう受け止めていいのだろうか。
    迷いも残る。

    娘にワクチンを接種させるか...続きを読む