メルヴィルのレビュー一覧

  • 白鯨 中
    メルヴィル氏は、まことに博覧強記にして饒舌であります。鯨と捕鯨に関する多くの知識を読者に伝えてくれます。ですから、モービィ・ディックの姿はまだ見えないのであります。
  • 白鯨 下
    ずっと敬遠してきた本ですが、ブラッドベリの『緑の影、白い鯨』を読んだのを機に、チャレンジしてみることに。
    あまりに分厚いので読み通せるか心配になったけど、なかなか読めない理由はそこじゃなかった。話の途中で、とつぜん鯨に関する記述が延々と始ったり、真面目に読もうとすると根気が続かない。そういうところは...続きを読む
  • ビリー・バッド
    匂い系ときいたのでさらっと。ワンコ誘い受。本橋馨子によるマンガ化がいいと思います!船室にワセリンとか、さりげに置いてほしい。
  • 白鯨 中
    衒学というか、まさに鯨学。ストーリーだけ抜き出したら200ページくらいの1巻もので収まるんじゃねえかな、とか思いながら粛々と鯨学を読む。
  • 白鯨 上
    白ゲイ。アッー!
    クイークェグ無双。キャラ立ちすぎでしょう。
    序盤ではあるけど、キリスト教をベースとした衒学によって、衒学とはもっとも相容れぬと言っていいほどかけ離れた、野蛮で粗野で血に塗れた捕鯨というテーマを扱うのかなー、とか思う。
  • 白鯨 上
    鯨に特別な思いが無い為
    鯨に関する知識のページ等は飛ばしました。

    とても長いのですが
    船に関することなど
    緻密に書かれているので
    海が好きだったり船が好きだったりする人は
    ゆっくり想像しながら読めば
    味わえるんじゃないかと思います。

    私はせっかちなので無理でした。

    人物に関する印象としては
    ...続きを読む
  • 白鯨 下
    重厚で壮大な長編小説が読みたいと思って,白鯨に挑戦してみた。

    1巻の表紙をめくって,ピークオット号の航路と主要人物紹介を見たところ,航海の顛末がすべて明らかにされてしまっているではないかっ!若干ゲンナリしつつも,気合いで読み進める。

    個性的な登場人物の長ゼリフ(たいがい意味不明),鯨の生態に関す...続きを読む
  • 白鯨 上
    この作品は語り手、イシュメールによる物語の部分と、鯨学など学術的な部分、そして劇の部分に分かれています。それが見事に融合して、白鯨という得体の知れない海の怪物を追う者たちの姿が見事に描かれているのです。白鯨への復讐に全身全霊をこめるエイハブ船長、それを引き止めようとするスターバック(スターバックスコ...続きを読む
  • 白鯨 下
    先日の海底二万里もそうだったが、150年前(明治維新前!)の小説ということで、見事に古びてしまっている小説。
    いまさら鯨について語られても新味はないし、開陳される知識も古びているし、こうなりゃ物語としての面白さを味わうしかないのだが、特に波乱万丈の物語というわけでもない。
    子供向けにリライトされて短...続きを読む