山本悦子のレビュー一覧

  • 今、空に翼広げて
    一つの通学班の中の個性的な子どもたちの様子、心情がそれぞれの視点から生き生きと描かれ、また親のことも含めてどれも心に響く内容だった。
  • おかわりへの道
    主人公かすみは食べるのが苦手。何とか給食を早く食べ終えて、先生の作ったおむすびが食べたいと思っているが、なかなか上手くいかない。そこで、給食を食べるのが早いクラスメイトのげんちゃんに助言をお願いする。三学期最後の給食まで残りわずか。果たして、かすみはおむすびを食べることができるのか?!

    次男お気に...続きを読む
  • はっぴょう会への道
    ひなこちゃんはじゃんけんに負けて、セリフの多いがりんばの役になってすごくイヤそうにしながら練習していたけど、本番は楽しそうに演じていてすごいと思いました。
    なぜかというと、私だったら本番も更に小さい声になってしまうけど、ひなこちゃんは勇気を出せるのがすごいと思ったからです。
  • マスク越しのおはよう
    コロナが流行り始めた頃ってこんなだったなって思い出した
    どんな状況でも、登場する彼らは自分を見つめ、友達と模索しながら中学生活を送っていけそうな気がした
  • マスク越しのおはよう
    そうだった、こんなふうだった、って、読みながら3年前のことを思い出しました。

    マスクをしなければならないって言われても売ってないのにどうすればいいの?
    とか
    教室で消しゴムを落としても拾ってあげてはいけない
    とか
    ついに○○県にも感染者が
    とか
    そのせいで引っ越さなければならなくなったとか
    今思う...続きを読む
  • マスク越しのおはよう
    コロナ禍のなかの中学生の5人、それぞれの視点から語られる5編による物語です。

    マスク着用が義務化されたことで周囲にとけこむことができるようになったマスク依存症の子、シングルマザーの家庭で自粛要請の下で水商売を続ける母をもつ子、不登校だったがコロナでの臨時休校を機にイメージチェンジと再登校を狙う子、...続きを読む
  • はっぴょう会への道
    小難しい展開はなく、大人からこどもへのありがちな教えはなく、こどもたちのはっびょう会への道が続く。小学低学年の空気が全編に感じられ懐かしかった。
  • 今、空に翼広げて
    子ども向きの本だと思っていたけど
    物語の世界に引き込まれて一気に読みました。

    子どもの心動きの描き方が秀逸だと思ったら
    作者さんは元教員なのだそうで。
    納得しました。
  • はっぴょう会への道
    大きい声が出せない子、目立ちたくない子にとって、発表会は憂鬱なもの。何回もやり直しさせられて、同じ役の子にやめれぱ、って言われちゃうし…

    ゲンちゃんみたいにさっぱりした男子、いいなあ。
  • 今、空に翼広げて
    児童書ならではの言い回しもあるが、大人が読んでもハッとする言葉がたくさんある。集団登校のグループが、小1のつばさの問題を中心に、自分の心や家族の事と絡めながら、自分のやれることを考える。呪いとお呪い…セイコさんは本当に安倍晴明なのかもしれないね。
  • 今、空に翼広げて
    1年生つばさは落ち着きがなく、同じ登校班のマキは苦労していた。登校班のメンバーは、まじめな班長のリサ、思ったことをすぐに口に出してしまうケイタ、ブラジル人でイケメンだけどへんな俳句をよむパウロ、2年生のティアラちゃん、面倒見のいいマキ、そして1年生のつばさ。つばさの家庭の事情は複雑で、登校班のメンバ...続きを読む
  • マスク越しのおはよう
    マスクフリー活動の仲間に薦められた一冊。

    小学校高学年から中高生のマスク依存を心配していた私。
    彼女達の心の闇の部分に対してなかなか想像力が働かなかったけれど、この本を読んで少しは理解できたかも。

    マスク依存や不登校の子ども達が抱えているものは様々だけれど、誰かが支えてくれれば、きっと一歩を踏み...続きを読む
  • はっぴょう会への道
    この本を読んでわたしは、ひなこが「がりんば」のやくをがんばって練習するところがすてきだなと思いました。なぜかというと、練習するとできなかったセリフやポーズなどができるようになったからです。
  • 今、空に翼広げて
    言葉の持つ影響力について考えさせられる物語でした。内容としてはぜひ小学生のお子さんに読んで頂きたいのですが、児童書としてはかなり長さがあるので、本が苦手なお子さんは集中力が必要かもしれません。
  • 夜間中学へようこそ
    こんな作品があったとは、
    家族が買ってくるまで知りませんでしたが。
    2019年に『しんぶん赤旗(日曜版)』で連載されたという、
    夜間中学校を描いたマンガ。
    戦後の混乱の影響で中学に通えなかった幸(さち)さんは
    76歳にして一念発起、夜間中学への入学を決意。
    ちょうど別の中学校の一年生になった
    孫娘・...続きを読む