岡井崇のレビュー一覧
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体外受精をテーマにした、医療ミステリー。
最初から面白く、一息に読んだ。
医学的な知識がなくとも、理解できるように書かれているし、その部分は難しくはないので、体外受精というテーマに興味があれば面白く読めるだろう。
結末がどうなるか気になるばかりである。Posted by ブクログ -
文章は、いかにもドクターが書いたもの…という印象。分かりやすい医学書のようで、そういった意味でも楽しめた。
登場人物があれよあれよと増えていき、ミステリーは久しぶりだったこともあって人物の関係を把握するのに苦労した。が、第二の事件が起きた辺りから面白くなり、一気に読み進んだ。
誘拐犯は誰なのか?望美...続きを読むPosted by ブクログ -
城南大学病院教授・須佐見誠二郎は、新生児室担当の助産師から、新生児がいなくなったと告げられる。新生児は大学教授の近森博と、女子大の専任講師の肩書を持つ妻・優子の間にできた初めての子だったが、実はダウン症であった。なぜ誘拐犯はわざわざ病気の新生児を連れ去ったのか、本当に誘拐目的なのか、それとも他に何...続きを読むPosted by ブクログ
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う~ん、話に緩急はあるけど盛り上がりはなく、下巻の半分ぐらいで落ちがわかる人が多いと思う。
なんというか…ちょっと面白みに欠けた小説でした。Posted by ブクログ -
医療小説
新生児誘拐に端を発する一連の事件は、西牟婁警部らの懸命の捜査にもかかわらず、波紋を広げるばかりだった。だがわずかな手がかりを得た捜査陣はついに一筋の光明を得る。そのころ須佐見教授もまた事件解決につながるピースを手にしていた。人工授精、遺伝子操作、代理母出産、卵子売買…技術は進みながらも法整...続きを読むPosted by ブクログ -
城南大学病院は衝撃に震えた。生後三日の女児が新生児室から連れ去られたのだ。誰が、なぜ、どうやって、産まれたばかりの児を?しかも誘拐された児には遺伝性の病気があり、救出は一刻を争う。やがて?院長あてに身代金要求の電話が入るが…狡猾な犯人に翻弄される警察。だが事件はまだほんの序の口に過ぎなかったのだ!Posted by ブクログ
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誘拐された子供がなぜダウン症だったのかというのは、結局偶然だったわけで、それについてなにがしかの意味があるのではと思っていたので、少し残念だった。
ただ、遺伝子の問題を扱う上で、必要な設定だったのかもしれない。
今まで知らなかった、減数分裂の時期や、卵子が受精卵になるタイミングなど勉強になった。
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