これが、大井昌和先生が、小学館から初めて出した漫画かぁ
一応、先に断っておくが、ヒロイン・美々さんの爆乳に惹かれて、購入したわけではない
あらすじと帯を見て、面白そうだ、と感じ取ったからこそ、購入したのである
爆乳派の人からは、誤魔化さなくていいんだよ、と優しく言われそうだが、マヂにオッパイに誘い込
...続きを読むまれた訳じゃない
なんか、こう書くと、美々さんの爆乳に価値はない、って感じになってしまいそうだけど、漫画読みとして、そこだけはハッキリさせなきゃいけない
もう一度言うが、私が惹かれたのは、食系の恋愛漫画だからだ、この『フォアグラと牛丼』が
大井先生のファンの人なら、きっと、解かってくれると信じたい
まんがライフSTORIAに連載されている、『ちいちゃんのおしながき 繁盛記』を読んでいるので、大井先生の味は知っていたが、ここまで、ガツンッと来てくれるとは嬉しい誤算だった
全1巻なのが残念であると同時に、きちんと、恋愛ドラマをハッピーエンドで締めくくってくれた事には感謝したい
やはり、ラブコメはハッピーエンドでなきゃな
タイトルから、何となく察せる人もいるだろうが、身分差も良いスパイスになっている、ストーリーの
身分差がなきゃ面白くないって訳じゃないにしろ、あったらあったで面白い。もちろん、それを活かせる漫画家の腕が大事なんだけども
お金持ちのお嬢様が知らない庶民の味、庶民が未体験のお金持ちの味
それらを楽しみながら、より一層に、愛情を強めていくバカップルの姿は、観ていて微笑ましい
ヒロインらの食べ方が色気たっぷりだったり、主役の耕作が若い故に元気いっぱいだったり、と表現は結構、オトナ向けではあるが、そこも良い
何よりも、最終話でタイトルをきちんと回収しているトコに、大井先生の信念が感じられた
合いそうにない、と思っても、やり方さえ正しければ、単品よりも凄い力を発揮する、それは食べ物でも、人でも同じだ
思い切って試す事、なおかつ、じっくりと時間をかける事でこそ分かる事もあるんだろうよ
どの回もキュンキュンするが、個人的には、恋愛漫画であるなら押さえておきたいイベントの一つである「お見舞い」の様子が描かれている、第4話がお勧め
耕作と美々のイチャイチャはいつも通りであるが、鬼塚さんと青山社長の恋も始まった感じがあるのも、お勧めしたい理由だ
この台詞を引用に選んだのは、耕作が男を見せているので
これまで、ちょっと情けないトコを出してきたのは、この一瞬の為だったか
確かに、結婚ってのは、カップルだけの問題じゃない。家族も関わってくる以上は、蔑ろにはしちゃいけない
だからこそ、気遣いはしても、遠慮はせず、これからは、自分達の家庭と食卓を作っていくって覚悟を見せなきゃいけないんだろうな