中田整一のレビュー一覧

  • 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
    一寸探せば「文庫本が直ぐに入手可能…」と判ったので直ぐに入手し、ゆっくりと読んでみたのだ。
    淵田美津雄(1902-1976)の自伝である本書が登場するまでの経過も、本書の中に記されている。
    60歳代の半ばに差し掛かろうというような頃から、御本人が経験したことや考えて来たこと等を纏める“自伝”というよ...続きを読む
  • 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
    真珠湾攻撃に航空部隊の総隊長として出撃し、その後も様々な修羅場を経験した著者。
    こんな面白い人が居たんだなぁと思った。
    もう数年長生きして完全に書き上げて頂きたかったとも思うが、この本の時点でかなり面白い。
  • 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
    ある程度権限を持った人からの目線で見た実際戦争の様子が描かれているので、興味深かったです。
    綴られている軍人の方々の様子が、歴史の本の他目線で見た書物とは違い、生きている感じがする、というか、人間なんだなあって感じがしました。
    真珠湾の様子とかも非常に分かりやすくて、良かったです。
  • 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
    ・トラトラトラを打電した真珠湾攻撃総隊長が戦後アメリカでキリスト教の伝道活動をしていたのを初めて知った。
    ・更に彼がアメリカでトルーマン、アイゼンハワー、マッカーサー、ニミッツ、スプルーアンス、ドゥリットルと会っていたなんて。
  • 満州国皇帝の秘録 ラストエンペラーと「厳秘会見録」の謎
    溥儀の信頼を得て長年通訳を務めた林出賢次郎が遺した厳秘会見録を基に、満州国の実態や溥儀の本当の姿を明らかにしている。特に、これまで関東軍側の目付としての悪評イメージが強い「帝室御用掛」吉岡安直の名誉回復を図っているのが興味深い。
    それにしても、レコーダーなしに会見録をまとめることのできる語学力と記憶...続きを読む
  • トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所
    戦争秘録。

    これまでに全く聞いたことのなかった話です。
    まぁ、第二次大戦では、日本は、ロジスティックと、
    情報に負けたと言われていますが、
    この本は、そのうちの情報について書かれたもの。

    アメリカが清廉潔白だとは全く思っていないので、
    この位の事はやっているんだろうなぁと思いますが、
    逆に言うと...続きを読む
  • トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所
    太平洋戦争における日本人捕虜を尋問する施設トレイシーに関するルポ。情報に対する彼我の国家的姿勢の違い驚愕。
  • 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
    真珠湾攻撃の際の航空隊指揮官で、戦後はキリスト教の伝道者として精力的に活動した淵田美津雄氏が生前遺した自伝を著者がまとめた本です。真珠湾攻撃の時は航空隊の「総隊長」を務め、後のミッドウェー海戦にも参加し、連合艦隊の航空参謀なども歴任し、さらに原爆投下翌日の広島市へ被害調査に赴いたりもしています。しか...続きを読む
  • 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
    戦争を生き抜き、目の当たりにした人物の考えが綴られている。
    戦後、太平洋戦争の考察は様々な人によってなされているが、当事者としての意見が率直に表現されていて参考になる。
    開戦、原爆、終戦、キリスト教の伝道と、これほど数奇な人生をたどった人も珍しいだろう。
    終盤は、自叙伝でありながら読者にキリスト教観...続きを読む