青樹簗一のレビュー一覧

  • 沈黙の春
    当時の考えではセンセーショナルでも、今にも通じる部分はあると思う。環境自然に興味を示したからこそ、読むとより深く考えれる話だと思います
  • 沈黙の春
    本書は、米国の生物学者レイチェル・カーソン(1907~64年)が1962年に発表し、DDTをはじめとする農薬などの危険性を、鳥たちが鳴かなくなった「沈黙の春」という象徴的出来事を通して訴えた作品『Silent Spring』の全訳である。日本語訳は、1964年に『生と死の妙薬―自然均衡の破壊者<科学...続きを読む
  • 沈黙の春
    農薬、化学薬品によって無差別に虫や動物、植物等が滅びてゆく。
    1970年頃の研究結果の話しだが今は?

    何が良い悪いの話しではないと思った。農薬や化学薬品で助かった事もたくさんあるだろうし、この本に書かれているようにめちゃくちゃになってしまった事もある。

    ただこれからは普段使用している製品を見直し...続きを読む
  • 沈黙の春
    ページをめくるごとにより強い農薬が登場し、ドラゴンボール読んでるんかなと勘違いしました。
    内容はアメリカに関してだが、近年は日本も農薬大国として問題になっている。最近見た記事ではADHDの原因となる農薬を日本は未だに広く使用しているという。農薬のみならず環境破壊は深刻な問題である。幼稚園児ですら自分...続きを読む
  • 沈黙の春
    人間の都合に合わせて製造・散布された化学物質による生態系への被害を取り上げ「分別なき化学物質利用の恐ろしさ」を世界に広く啓蒙した書籍。

    有名なのでタイトルを聞いたことがある方は多いと思われます。

    数多くの事例が紹介されており分量は多め。読み切るのに時間がかかりましたが、環境保護思想の先駆けといえ...続きを読む
  • 沈黙の春
    通常の物質は生物の体内に取り込まれても代謝で体外に排泄されるが、一部の物質(DDTなどの農薬)は体内に蓄積されていく。その生物が上位の捕食者に食べられると、蓄積された物質は上位の捕食者、そのまた上位の捕食者に移動、その物質の濃度は高くなっていく。生物濃縮。カーソン『沈黙の春』1962
  • 沈黙の春
    害虫防除のために化学薬品を使うことによる生物濃縮の恐ろしさをたくさんの実例とともに説明する前半。 後半は人間への影響の出方とその他の防除方法について。今の科学ではどう解釈されているのだろう?と思うところがいくつか。たとえば、読み間違えているかもしれないが、化学物質が染色体異常を引き起こすことから、白...続きを読む
  • 沈黙の春
    1960年代、人類の環境に対する暴挙に対して警鐘を鳴らした歴史的名著。主に農薬濫用による生物濃縮の危険性について提唱されています。

    地球の歴史の中で「環境が常に生物を変えてきた」が、この数十年の間で「生物(人間)が環境を変えている」前代未聞の事態が生じているという説明がとても印象的でした。

    内容...続きを読む
  • 沈黙の春
    読んでみたいと思いながらも、科学書であり翻訳本であることからの読みづらさ(めっちゃ読みにくかったー)で何度も断念していた本書をついに読み切った!

    この本を読んでいて感じていた違和感というかモヤモヤを全て解説が解消してくれた。これから読む人がいれば、是非是非解説も読んで欲しいなあ。
    レイチェル・カー...続きを読む
  • 沈黙の春
    数の増えた害虫を排除するために農薬や殺虫剤をバラまいたことで、鳥や魚といった動植物が死に絶えた挙げ句、目的の害虫は天敵がいなくなりかえって数を増やした、というアメリカの大失敗が事細かに記されていた。
    似たような記述が続いて冗長に感じる部分もあったが、それだけ当時のアメリカの薬害の被害が大きく、筆者が...続きを読む
  • 沈黙の春
    殺虫剤の発明によって、生態系が壊れていく世界と、その解決策を提示する。
    土壌、川、動物、鳥、人体と、特定の害虫を殺したいがために蝕まれる生活圏。
    かなり前の書籍だけど、読むと普段の生活意識が間違いなく変わる(かも)。
    とりあえず殺虫剤と防虫剤、使わないようにしようと思った。
  • 沈黙の春
    ヒトによる自然への一方的な介入は、当然の帰結として自然界のバランスを掻き乱すことに繋がる。例えば一部の害虫を駆除すると、その害虫によって抑制されていた別の生物が蔓延ってしまう。また、昆虫や細菌はライフサイクルが非常に短いため、一時的に薬剤で駆除することが出来ても、一部は変異により薬剤耐性を獲得しやす...続きを読む
  • 沈黙の春
    人間の快適さや農業のため、人類は除虫、除草のための化学薬品を開発した。最初は効果が上がるものの、これを上空から撒くことで、ターゲット以外の植物や水に、DDTなどの有害な化学物質が残り、その地域に生息する鳥や動物が死滅するなどの被害を及ぼす。
    しかも、虫は毎年現れるため、繰り返し何度も使ううちに、目的...続きを読む
  • 沈黙の春
    人間の経済活動がいかに自然環境に影響を与えているかを指摘した名著ということで購読。

    日本でも、太平洋戦争後にアメリカから持ち込まれたことで有名な殺虫剤のDDTを中心に、それが土壌も水も汚染し、本来人間を守ってくれていた虫を絶滅させ(挙句、殺したかった虫は耐性を付けて大量発生したり)、人体、そこから...続きを読む
  • 沈黙の春
    まだ途中。なかなか読み進められないけれど。自然環境に対しての把握しておくべきことが書かれていると感じる
  • 沈黙の春
    農薬や殺虫剤の悪い面は書かれているけど、反対のいい面については一言も触れていない。物事はどちらの面もみないといけないのでこの本を読んで無農薬信者にはしるのは危険だと思う。
  • 沈黙の春
    殺虫剤・除草剤の危険性や、環境を保護しながら人間の暮らしを守るためにどうすればよいかなど、米国での実例をもとにしてとりとめなく綴っている本だった。人々に危険性に気づいてもらうための内容だ。
    過去に無謀なことをして、色んな失敗や意図せず失われた動植物の命や、人間の健康被害がたくさんあったことがよく分か...続きを読む
  • 沈黙の春
    それぞれの化学物質が、水や動物、土壌や植物、人に与える影響をはじめてファクトをベースに指摘して、今の環境問題のムーブメントを作った本。今の視点で読むと当たり前に思う、ということは、それだけこの本をきっかけに、様々な人の努力が時代を動かしたんだと改めて感じた。
  • 沈黙の春
    今でこそ当たり前の知識でも、1960年代当時からするとどれだけセンセーショナルな内容だっただろうと思う。
  • 沈黙の春
     環境問題を考える際に重要な本の一冊。著者はDDTと呼ばれる化学薬品に警鐘を鳴らす。なぜなら、この化学薬品を使用することで、自然本来の秩序が乱れてしまい、そこに住む生物のみならず、人間にもあらゆる面で危害を加えてしまうからである。化学薬品は確かに、効率を追求した末に誕生した発明品で、一時的には恩恵を...続きを読む