一言に纏めるなら、最高だった
ざっくり言うと、『自殺島』より、ライトかつリアルな緊迫感が溢れ余る日常ドラマだ、これは
やっぱ、漫画家ってのは、作品に人生経験を活かす能力が必要不可欠何だなぁ、と感じた
このストーリーは、リアル猟師で、時たま、サバイバル生活してる岡本先生でなきゃ構成できない
原作に徹し
...続きを読む、作画をさがら先生に任せているのも、正解だったのだろう
正直なとこ、岡本先生、ストーリーは読み手の心を揺さぶるけど、絵が上手いタイプの漫画家じゃない。特に、女の子を可愛く描くのが苦手っぽい?
美少女らが無人島でサバイバル生活を強いられながらも、必死に生きようとする健気で、人間らしい姿は、岡本先生の絵柄じゃ、読み手に魅力が伝わってこなかっただろうな
岡本先生とさがら先生にタッグを組ませた担当編集さん、GJっす!!
様々な場面で役に立つ情報を分かりやすく教えてくれるので、『山賊ダイアリー』と同じくらい、じっくり読み込んでおきたい一冊だ
人間、死なないためなら、バッタだろうが、セミだろうが、ヒトデだろうが食べられるんだな
次巻への引っ張り方も、実に上手い。果たして、ほまれ以外のヒロインらは動物性のたんぱく質を食べられるのか?いや、それ以前に、トラップにかかった兎を捌けるのか、罪悪感に潰されないで
また、謎の先住者の気配もあり、どんな接触となるのか、期待だな
どの回も「へぇ」連発だが、個人的に推したいのは、Case.11「ウサギおいし?②」だ。意外な才能ってのは、こういうシチュでこそ開花しやすいのかも。やっぱ、人間、時には自分を過酷な状況に追い込んだ方が、成長するのかね
この台詞を引用に選んだのは、インパクト大だったので。仮に、無人島じゃなくとも、隣で寝ている美少女が、こんな寝言ぶちかましたら、眠気なんぞ、一気に吹っ飛んじまうな・・・さがら先生、岡本先生から、この回のネームを受け取って、このシーンを見た時、どんな気分になったのかね