樋田敦子のレビュー一覧
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多くの女性の人生、賢明さ、生きづらさが描かれており、色んなことを考えてしまった。
もはや東大女子という枠だけには収まらない気もするが、とりわけ後半にある樋口恵子さん(当時86歳)の話を読むと、上の世代と比べて男女平等の面では非常に恵まれた時代・環境にいることを実感した。
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東大を出たあの子は幸せになったのか~「頭のいい女子」のその後を追った。樋田敦子先生の著書。もちろん東大を出れば偉いとか高学歴なら偉いとかそういうわけではないけれど、高学歴女子、頭のいい女子がきちんと評価されてきちんと活躍出来てきちんと幸せになれるような社会を作らないとこの国の未来は暗いと感じます。高...続きを読むPosted by ブクログ
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女性活躍社会を標榜しながら、女性の地位に関しては世界で百十位台を低迷する日本。東大を出ながら、人生に悩み、傷つき、挫折しながらも、立ち直り、自ら道を切り開いていった女性たちの群像を通して、日本社会の実態が見え隠れする。女性故の東大というブランドの功罪が描写されつつ、愚かな男性のどうしようもない所作が...続きを読むPosted by ブクログ
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リアルな実録の数々。
家庭環境に関わらず、どんな人でも今は簡単に貧困に陥るリスクがある。
子どもを取り巻く貧困について目にした時、自分の子供の頃も、きっと口には出さないものの貧困であった家庭はあったはずだ、と思った。
貧困は、目に見えないのだ。Posted by ブクログ -
格差社会と言われて久しいが、やはり弱いところにしわ寄せがくる。こんなに物があふれている中での飢餓。各地で救いの手が差し伸べられるようになってきてはいるが、貧困のスピードが加速しないことを念じるばかりだ。Posted by ブクログ
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東大女子としてひとくくりはもちろんできないが、各章を読んでいて、自分の生き方を肯定していて、それを言語化して相手に伝えることのできる聡明さを感じた。それは、東大女子ではなくても、一人の人間としてできたほうが良いと思う。
また本の中でも出てきたが、「ノーブレスオブリージュ」の考え方にも賛成。高い学歴を...続きを読むPosted by ブクログ -
新型コロナウィルスのため、様々なことが犠牲になった3年間だった。その影響をもろに受けた女性たちにスポットを当てたノンフィクションが本書だ。
中でもシングルマザーや非正規雇用の女性たちの語る現実が悲惨だ。だが冷静に考えれば、その多くはコロナのせいで起きた事態ではなく、立ち止まることによって明らかになっ...続きを読むPosted by ブクログ -
東大を出たあの子は幸せになったのか
~「頭のいい女子」のその後を追った~
著者:樋田敦子
発行:2018年12月5日
大和書房
表紙デザインから、ユーモラスでエッセイ的な取材ものだと想像していたが、硬派なルポルタージュだった。著者は明治大卒の元新聞記者で、年齢不明だが日航機墜落(1985年)を報...続きを読むPosted by ブクログ -
東大も東大王を卒業した、鈴木光ちゃんは幸せになれるだろうか?と考えながら読んでしまいました。
偏差値が高いのは、勉強という一芸に秀でているということ。その一芸の上に、器量が良くて、コミュニケーション力があって、努力家の光ちゃんなら、卒業しても幸せに決まっているはず。
なのに「光ちゃんは大丈夫かな、大...続きを読むPosted by ブクログ -
福嶋みずほさんが語る、女の子って何がしんどいかというと、アクセルとブレーキを一緒に踏むようなことがたびたびあることなんです、という言葉が心に残りました。努力して東大まで行って就職しても、女子の場合はその努力が幸せにつながるわけではない。
あと。登場する東大女子の多くが、私立の中高一貫校で、親も学歴...続きを読むPosted by ブクログ -
テレビバラエティなどで現役女子東大生が、「東大生です、と言うと引かれる」といった「苦悩」を訴えることが時々ある。
その東大女子は、単にテレビのシナリオに乗っかっているだけかもしれんが、もうね、アホかと、馬鹿かと。
生まれつき知力が低い人、家庭環境に恵まれなかった人などからすれば、なんとくだらない悩...続きを読むPosted by ブクログ -
うーん、まあ。うーん。
学歴があれば幸せ、とは言い切れない
学歴はやりたいことのために必要なパスポート
女子の差別が起こらない世の中になればいい
至極真っ当で、ありきたりな結論。
いや、とても大事なんだけど。本当に。
でも、読まなくても大事だとは分かってるつもりだったんだよなあ。
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東大卒の電通社員が過労により自殺した事によって書かれた本。
東大卒という括りでも、もちろん東大女子は様々で、元から頭が良かった者、努力で合格を勝ち取った者、両親のサポートがあった者、そうでない者など人それぞれ。
しかし殆どに共通する事は、目的があって東大を受験したという事。日本最難関である東京大...続きを読むPosted by ブクログ