長谷川夕のレビュー一覧

  • おにんぎょうさまがた
    幼稚な内容ではあるけど
    中身がしっかりあって怖さとか温かさとかを
    すごく上手にするから長谷川さん好き。
  • 月の汀に啼く鵺は 巷説山埜風土夜話の相続人
    表紙のイメージと随分違った。
    しっかり者の晶、かわいい弟雫。とてもいい関係で微笑ましい。
    晶は、自分の感情にとても自覚的で、やるべきことに忠実で、そういうところに好感が持てる。雫も素直ないいこ。
    マレビトの話は普通に怖い。
  • 僕は君を殺せない
    すごく面白かったです!何度もページを往復しました。途中からオタク的な感想で申し訳ないですけど僕と君がエモかったです。
  • 僕は君を殺せない
    こわい。
    想像力がとてつもなく働く。
    最後は少し ? が残るけどそれがしっくりくる。
    ミステリーは最後まで引き込まれて続けるところに
    良さがある。
  • おにんぎょうさまがた
    5つの人形にまつわる話。どのお話もゾクッとして、でも人形に惹かれていく…不思議で怖くて魅力的なお話ばかりでした。
  • 僕は君を殺せない
    文章は少し拙いけど、
    表紙のloundrawさんパワーで、頭に浮かんでくる場面が綺麗だったので、読後感がよかった。
  • どうか、天国に届きませんように
    どうか、天国に届きませんように。
    それはどのような類いの願いなのだろうか。

    淡々とした文章が彼らの孤独を浮き立たせる。
    読んでいると、自分が色も音もない世界にいるような気分になる。
    想像力を働かせると、本当に恐ろしい思いをすることになる。
    名前も知らなかったこの著者の作品を、たまたまのめぐり合わせ...続きを読む
  • 僕は君を殺せない
    文体にやや稚拙なところがありますが、面白かったです。カッチカチの本格ミステリや文学を好む人はあまり好きではないかも。でもライトノベル系が好きな人には刺さると思います。この空気感の作品はなかなかないので、求めている人は「これだ!」となると思います。ほの暗いけど変にエキセントリックにはならない。ハッピー...続きを読む
  • どうか、天国に届きませんように
    それぞれ短編の物語の登場人物がどこかで繋がっていて、最初はなんでこうなったんだろうと思ったところものちのち関係する人物が主の話が読めて、全体的にそういうことかってなる話。
    結構ファンタジー要素?あって、常に不穏って感じ
  • 月の汀に啼く鵺は 巷説山埜風土夜話の相続人
    初めて読む作家。
    兄弟二人きり、母は2年前に亡くなった。
    兄弟は父違い。

    ある時、母の地元に一人で暮らしていた祖父が死んで、連絡が入った。
    二人の他に血族はない、遺産を処理するために田舎に。

    母とは大喧嘩をして別れ、行き来はなく、一度も会ったことのない祖父だった。

    だが、長男の、主人公「晶」は...続きを読む
  • 月の汀に啼く鵺は 巷説山埜風土夜話の相続人
    亡き祖父を慕って、あるいは頼ってくる来訪者の悩みに対して真面目に向き合う祖父そっくりの兄(そっくりと言われても20歳である)と、そんな兄を特殊能力(?)でアシストする弟の物語。
    弟が手のかかる子ながら能力がチート級に高いが、途中でそんな弟くんは学業があるため退場。
    この展開には驚いたけれど、亡き祖父...続きを読む
  • 月の汀に啼く鵺は 巷説山埜風土夜話の相続人
    行き来もなく、会ったこともない祖父の死。

    かれが残した小説の世界。

    泉鏡花っぽいなぁと思いつつ完読。
  • 僕は君を殺せない
    読みやすかった!
    面白かった!
    でもちょっともう1回読まないと
    難しい?
    残りページめっちゃあるから
    まだ何かあるんか?と思ったら
    すぐ終わってしまって焦る
  • おにんぎょうさまがた
    ホラー系ミステリ作家・長谷川夕さんの5体のおにんぎょうが女性達に災いを為す血も凍る怖さの連作短編集。本書の中で質の悪い極悪極まりないお人形は第1話の死を呼ぶミーナと第4話の死の映像を映すエセルですね。第2話のサマーは機械仕掛けでまだ可愛らしい方ですし、第3話の名前なし人形と第5話のクローディアはヒロ...続きを読む
  • 僕は君を殺せない
    偶然、高額バイトに参加した”俺”はそこで不可解な殺人現場を目撃する。逃走成功後、思わぬ所で”僕”と再会する。
  • おにんぎょうさまがた
    全ての登場人物に外見を当てることができた。
    サマーのやつと最後のやつが好きだったかな。
    ドックフードのは少し気持ち悪かった笑。
    この人の本はわかりやすくて面白いから小説初心者に読んでもらいたい。
    怪談系のホラーっていうよりは人間の怖さみたいなとこあったかな。
    おにんぎょうはかわいいけど大事に大事にし...続きを読む
  • おにんぎょうさまがた
    呪いの人形たちが人の生活に影響を及ぼすホラー短編集。表紙が恐ろしく、どんなホラーかと戦々恐々としていましたが、読んでみたらとても良い作品集でした。それぞれの主人公が癖がありつつも良心を持った人たちだったのが、この読後感に繋がったのだと思います。決して幸福なラストばかりではありませんでしたが、いわゆる...続きを読む
  • 僕は君を殺せない
    僕と君は誰なのか? という煽り文から気になって読み進めたのですが、途中から僕も君も分かってしまい…もう一捻り欲しいなというのが正直な感想です。
    こんなに大量に人を殺して捕まらないのか? 性別が変わってるのはなぜ?(事件の真相を暴かれたくない清瀬のデマ?)など、深く考えれば考えるほどわからなくなってし...続きを読む
  • 僕は君を殺せない
    表題『僕は君を殺せない』と、短編『Aさん』、『春の遺書』の 2編から成る。

    『僕は君を殺せない』は、帯で二度読み必至とかなり推されていたが正直それ程でもなかった。

    「僕」と「俺」がそれぞれ誰なのか、がポイントなんだろうけど、「うーん」って感じだった。

    レイちゃん切ない。

    『Aさん』はホラー寄...続きを読む
  • 僕は君を殺せない
    10代〜20代に圧倒的支持!って、もう過ぎちゃたからなぁ。
    と思いつつ読んでみる。

    表題作だけかと思ったら3編あるのね。
    それぞれが、怖い印象。
    まぁ、ホラーミステリー的なジャンルになるだろうからね。

    二度読み必至!とあったけど、ある意味二度読まないと分からないかも。
    『俺』と『僕』に着目して再...続きを読む