壺井栄のレビュー一覧
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小豆島に旅行することを決めたことからこの本を手に取りました。
戦前・戦後の描き方の根底に流れる愛情のようなものがはじめから最後まで読者の心をあたたかくしてくれました。
解説を読んでこの本の良さを再認識できました。
Posted by ブクログ -
祖母が小豆島出身と知り、手に取りました
戦地へ向かう生徒、経済的事情で“男として生まれたかった”と呟く生徒…
私の祖母やその家族も似たような経験をしたのかな…そう思うと、戦争体験は血筋を伝い、受け継がれている様にも思いましたPosted by ブクログ -
“いっさいの人間らしさを犠牲にして人びとは生き、そして死んでいった”
“一家そろっているということが、子どもに肩身せまい思いをさせるほど、どこの家庭も破壊されていた”
戦争の中で十二人の生徒がそれぞれ懸命に生きる。その中での女性教師の怒り、悲しみ。
伝えなくてはいけない1冊。Posted by ブクログ