竹信三恵子のレビュー一覧
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読むべき本というと『カラマーゾフの兄弟』とか『七つの習慣』とかが挙がると思うのですが、資本主義社会で生きる我々日本人にとって本当に必要なのは本書のような本だと思います。本書を全世帯に配布しましょう(笑)。
内容としては、それこそ小学生から知っておいて損はないと思いますが、難しいので高校生・大学生から...続きを読むPosted by ブクログ -
ILOの創設から100年、そして日本はすでに先進国の仲間入りを果たして、かなりの年月が経過している。しかし、1998年のILO「新宣言」の最優先8条約のうち2つも批准していないという。雇用劣化、労働の二極化、増え続ける非正規従業員、自己責任だと責められる非正社員。その構造が、分かりやすく説かれている...続きを読むPosted by ブクログ
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学生さんも新卒就活の若者も、そして中途採用の転職者も、すべて読んどいて損はない。
日本は年金や健康保険進んでいるけれど、サラリーマンの働き方が過酷すぎる。働き方改革、早く進めないと、労働で死ぬ人、病む人続出でしょう。Posted by ブクログ -
私は大学の教員です。大学生が「一部上場企業の正社員」という「勝ち組」を卒業時のゴールとし、就活を大学生活における最重要課題と位置付けるため、大学教育に大きな弊害が出ています。
しかし、そこまでして得た正社員はそれだけの価値があるものなのか、この本を読んで、就活中、あるいは、これから就活する大学生の...続きを読む -
元朝日新聞記者による労働問題を真っ正面からとらえた名著。中高生、大学生向けに書かれたものだが、現在、非正規労働にあえぐすべての労働者が読んでさしつかえない。Posted by ブクログ
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労働問題について、とてもコンパクトにまとまっている良著。
若者の就職難・名ばかり正社員・派遣etc. 社会は落とし穴がいっぱい。
単に現状を羅列するだけではなく、「落とし穴への対処法を知ることが大事」
と説く。
これをきっかけに他の労働関係の本に当たってみよう。Posted by ブクログ -
いま就活中の若い人のことを思い浮かべて読み始めたけど、自分の問題でもあると気付かされた。
前半はかったるかったが後半に向かって面白くなった。
何かできるかも、と思わせてくれる。日本版フェアトレードっていいな。和民には行かない。とか。
この著者好きだな。Posted by ブクログ -
官製ワーキングプアの現状と問題について、当事者を含めた多様な観点からまとめられていた。
非正規公務員の待遇の改善は、ひいては良質な公共サービスの維持・向上に繋がることだと理解できた。Posted by ブクログ -
読みものとして読みやすく、労働者としての権利や、どんなふうに考えたらよいかをつかみやすい本でした。
大学生向けの講義をベースに書かれており、学んだ学生さんがアルバイトの場面で出会った困りや、講義を経て伝えるべきことを伝えた後の変化についても紹介されているので、それもよかったです。Posted by ブクログ -
元新聞記者で大学教授の著者が、労働関連に対する学生からの質問をもとにした30の疑問に答える本。ちくまプリマー新書ですから中高生や大学生らバイトをしていたりこれから社会に出ていくことになる人たちが主だって想定されている読者ですが、若い働き手や非正規就業の中高年の人たちまで、労働問題に詳しい知り合いを得...続きを読むPosted by ブクログ
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公務員への自分たちだけ安定しているといったバッシング一方で、職種によっては半分以上非正規職員であることを知る。会計年度任用職員か。すごい響きである。Posted by ブクログ
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このブックレットって何だろう。新書にすればよいのに。最近、氷河期世代を公務員に採用するとかやっているけど、応募者数に対して採用数少なすぎて氷河期の就活デジャヴなだけだから、この本で問題になっている会計年度任用職員制度のほうを何とかしたほうが良い。なぜ民間では合理的な理由のない雇止めが違法なのに、非常...続きを読むPosted by ブクログ
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自分の職業とリンクさせて、コロナと今後の生き方についてすごく考えさせられました。今ある仕事に就いていることをありがたいと思いながらも、時に壁にぶつかります。生きていくために仕事は大事だと思いますがもう少し、女性の生き方にPosted by ブクログ
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知らずに働いてきたので……(∩´∀`)∩
あー、それ、思うーっていう(学生の)質問に答えていく形式で残業、はらきやすさ、ハラスメント、karoshi、まんべんなく法と権利、その経緯に触れていて納得できる。
これくらいは知らないと、ってことを知らずにいるのが働く環境を悪くする。Posted by ブクログ