西村寿行のレビュー一覧

  • 風は悽愴
    10年ほど前までは、よく西村壽行を讀んだ。
    動物、特に犬の登場する物語が好きだつた。

    この作品にも、日本オオカミと紀州犬が登場する。
    時代は大正時代。
    既に絶滅したとされてゐた日本オオカミが、いはば主人公である。
    ラストシーンでは、飼ひ主を守らうとして、襲撃者を咬み殺すが、
    自分もドスで刺されてし...続きを読む
  • 君よ憤怒の河を渉れ

    懐かしいなぁ…。

    映画化されて、中国で大ヒットした話で有名ですが、北海道の自然で襲ってくるヒグマが、笑ってしまうほどの見事な着ぐるみで、そのシーンだけは爆笑しますww。
  • 魔  物

    がっかり(星1の評価もできない

    久々に西村寿行を読んでみたが実にがっかりとしか言い様がない。
    この作家は陵辱シーンが好きみたいで頻繁に出てくる。
    状況的に自然な流れならば仕方ないが、とにかく読者がそれを望んで
    いるがごとく不自然さは無視しても、それを書きたいらしい。
    しばらくがまんして読んでいたが、途中でうんざりさが頂点に...続きを読む