西村寿行のレビュー一覧
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何故なのだろう?一体誰が犯人なのだろう?と読み進めるのだが一向に分からないままクライマックスへと一気に突き進んでいく。
ウラン鉱、国家権力の壮大な謀略。1986年7月に発売された小説が現代でも色褪せていない事に驚く。Posted by ブクログ -
1977年から1978年にかけて小学館の若い男性向けの雑誌『GORO』に連載された西村寿行作品。
『GORO』に連載された作品ではありますが、特に若者向けの内容ということもない、いつもの西村寿行作品になっています。
毒ガスを使ったテロを発生させ、日本政府から五十億円を強請る犯人グループと、それに対す...続きを読むPosted by ブクログ -
1985年に『週刊大衆』に連載された西村寿行作品。作家・西村寿行を主人公にした『黒猫の眸のほめき』の続編ですが、西村寿行は作品に登場せず、前作で西村寿行を誘拐した瀬田一家が主役となった作品。まあ、一番活躍するのは、前作では瀬田一家の敵、今作では瀬田一家の味方となった、超能力を使う荼吉尼婆ですけど。
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女性を誘拐し、奴隷とする異常者を追跡していた主人公千年は、事件解決後に妻の失踪を追い始めた。
すると、その事件の裏には大きな犯罪があった。
官能小説的ハードボイルド。Posted by ブクログ -
祖母の家にあった古い本。
読み終わって、はて、自分の中でどういう位置におけばいいんだ?と思ったけど、誰もレビューしてないのね。
前半は、次々起こる大量殺人の脅威、パニックになる群集に焦点があたり、矜持をかけて挑む警察物といった感じ。丸の内線霞ヶ関駅で青酸ガスによる事件も起きて、もしや約20年後のサリ...続きを読むPosted by ブクログ -
生きる ということを拒絶した人々の話。
瀬田 という人物は 生きる ことは
権威 になることだと思っている。
あとは、生きることに 閉ざされた人々であり
なにゆえ 閉ざされているのか 不明に近い
状況である。
作者は そのことを物語にするが、
生きることを閉ざしているのは、精神である
といってい...続きを読むPosted by ブクログ -
ハードロマンって知らない時に読んで、
想像したくないような描写で、
読むのが辛かった作品。
怖いもの見たさで一気に読んだけど
今読んだらまた違った感覚かも。Posted by ブクログ