エズラ・F・ヴォーゲルのレビュー一覧

  • トウ小平
    毛沢東とか、習近平とか、鄧小平とか。
    名前は知ってても、どんなことをしたのかって実は知らない。。。

    歴史をトレースするのは大事なことだなあと読みながら感じました。
  • トウ小平
    理想より実利をとった男、というイメージ。

    現在の経済大国中国の礎になったのは間違いなく鄧小平がいたからだろうと、この本を読むと思う。

    とにかく人渡りが滅茶苦茶上手い。そして中国には政治家が多い。
  • トウ小平
    中国共産党の歴史、権力闘争、ロマン主義VS現実主義、それを絶妙に、リアリスティックに、かつタイミングを間違えず大胆にやった鄧小平。すごいですね。この対談の元となった書籍は大部らしいので、その雰囲気だけかもしれませんが、素人の私にはちょうどよい感じでした。
  • トウ小平
    直近に読んだニクソンの「指導者とは」での周恩来、そして今回の鄧小平を読み感じたことは、
    毛沢東-周恩来-鄧小平の関係は、
    織田信長-豊臣秀吉-徳川家康の関係と対比して考えられるのではないか、ということである。

    ざっくりと、毛沢東と織田信長は既存の秩序に対抗し、勢力を拡大して天下を取る強いリーダー。...続きを読む
  • トウ小平
    失脚しても、毛沢東の尻拭いをうまくやってのし上がって言った鄧小平。この薄さでは語りきれないのでしょうが、中々中国人の名前が頭に入らないので、これくらいの分量で助かりました。
    最終章の、鄧小平以降の指導者評が端的で非常に分かりやすかった。
  • トウ小平
    不倒翁とも言われる鄧小平。
    3度失脚してる。中国共産党では稀有の人物だ。
    中国を資本主義国家に変貌させちゃうんだものなぁ。しかも政治は共産党独裁のままで。したたかさは、さすがだよね。
    天安門事件で誠実に対応しようとした趙紫陽を失脚させ、体制強化のために学生から死者が出てもいいと考えた。国家のためなら...続きを読む
  • トウ小平
    天安門事件という負のイメージはあるものの、とう小平はまさしく現代中国を築いた指導者のひとりである。本編を読みたくなった。
  • トウ小平
    中国の社会のありようはもちろん日本それ自体のそれとは全く異なる。しかしよく考えてみると、日本の中に中国と良く似た組織はいくらでも見つかることに気づく。代替わりのたびに先代トップの息のかかった者たちが失脚する会社、着任して最初にまず前任のやり方を否定してかかる部長…。そんな軋轢必至の状況で大いに参考に...続きを読む
  • トウ小平
    エズラ・F・フォーゲルはハーバード大学に籍を置いていた中国研究・日本研究の社会学者。「現代中国の父・鄧小平」の中国語版は100万部を超えて売上げられている。その内容をかいつまんだのが本書。
    鄧小平は実務で実績を残し毛沢東の信頼を得た。権力闘争の過程で途中数度の失脚を味わうも能力を評価され、一時を経る...続きを読む
  • トウ小平
    日経新聞社から出てる本編のダイジェスト版のような位置付けらしい。トウ小平の天安門事件の時の思考回路とかは結構丁寧に書かれている。ヴォーゲル先生のというよりインタビュアーの意見だが、台湾を早く統一したほうがよい、民主選挙など保証し、しだいに他の地域にも例外を認めて政治改革する、香港でも自由選挙をしたら...続きを読む